サンフランシスコから持ち帰りました(大きな声で言えないけど) AmazonGOミールキット試作、昨年10月に続き、半年ぶりの第2弾!AmazonGoで購入したビーフステーキau Poivre、黒コショウソースとタイカレーの2つのメニューです。
<<これだけ作らないといけません。休日クッキング向き。ソースも簡単につくれる割に本格的!>>
皮つき生じゃがいもや生スナップエンドウを材料に付け合わせをつくるなど、面倒なプロセスもありますが、だんだん慣れてくると面白くなってきます。半年前のものに比べたら、材料も少し減っているかな、プロセスもちょっと簡易になっているかなあと思います。なんといっても、AmazonGoミールキットのメニューはおいしい。ちょっとプロっぽい味、レストランっぽい味が楽しめます。特別売れているようにはみえませんが、6種類、2,3週に一度メニューの改訂があり、飽きさせない工夫もしていて、レシピはすごくよく考えられていると思います。
<<バタースクォッシュやほうれん草などタイカレーには使わなさそうな材料を使うところがUSらしい。豆腐でベーガンメニューです>>
さて、一方、国内でもミールキットビジネスは、各社試行錯誤しています。。レンジでチンの簡単調理もいいですが、出来立ての熱々を食べさせたい、調理もしたいというニーズにこたえるミールキット、様々なアイテムが市場に登場しています。イオンは、チルドのミールキットから冷凍へと方向転換を図り、価格も下げています。
充実した惣菜の品揃えで有名なヤオコーにもミールキットが並んでいました。3月にオープンしたばかりの久喜菖蒲店へ行ってきました。中華炒め中心の品揃えですが、米国のミールキットPLATEDのようにプラ容器に入っており、とても見やすく高級感があります。うーーん、手に取ってみているお客さんはいるけど、売れづらいのかなあ。やはり半額になっておりました。2人前千円近くするミールキットはどうしても割高感があります。
<<いずれも2人前の1人前分です。八宝菜はちゃんぽんの具みたいに、ホイコーローは、緑ピーマンを足しました>>
豚肉と野菜のホイコーローは、ちょっと安め。これなら、自分で作ったほうが速いなあ。味の素のクックドゥ使う人は、どっちかなあ~。結局、高頻度で食卓に出てくるメニューは、ミールキット以外の別の材料購入や自分でつくるなどの選択肢があり、主婦の価格志向を考えると、そちらに流れていく可能性が高いのです。非日常、もっとごちそう感あるメニューなら、ミールキットも選ばれる理由があると思いますが、ありきたりのメニューでは、二の足を踏んでしまいます。ミールキットは、需要はあると思いますが、いまひとつしっくりハマるものが少ないですね。生協の普段使いのミールキット、オイシックスのちょっとごちそう感あるミールキットなど、しっかり売り上げているものもあります。
米国でも、各社試行錯誤が続いているようで、US Chamber of Commerceという商工会議所のようなところが出しているCOというページには、オンライン、サブスクリプションよりも実店舗、とくに食料品店(グルメストアーを意味している)で売ったほうがいいなんて記事もあります。この記事には、ニールセン社によると2108年ミールキット市場は9,300万ドル、新たに220万世帯が新たにミールキットを購入し、この数字は前年の51%増であるとのことです。
本ブログでも、いままでミールキットについて書いています。ご参考までに。
2018.10.14 「米国ミールキットとつくってみる、食べてみる」 AmazonGOのミールキットを試しています。
2018.9.12 「北京で、盒马鮮生 vs 小象生鮮のミールキットをつくってみた」 中国のIT系スーパーのミールキット
2018.8.5.20 ミールキット 日本では大手が本腰、米国では、click to mortarへの動き 楽天西友の冷凍ミールキットもありましたね