「はかり」のトップメーカー、イシダの社内誌ESHIDA EYEに6月号から3回にわたり「海外小売業の環境対応策」について寄稿しました。
SDGsの観点に注目があつまり、食品業界でも食品廃棄やプラスチック容器についての対応に人々の関心も集まっています。ISHIDA EYEでは、米国、欧州、アジア、日本での小売業の事例を取り上げました。
容器包装については法制化の動きも各国で進み、世論を受けてのあまりに極端な脱プラスチックへの動きには、私自身は疑問をいだきます。量り売りや簡易な包装、エコ袋の持ち歩きなどは、個々に意識して工夫すればいいことではないかと思います。
なんといっても、食品廃棄、世界で生産される食品の3分の1が廃棄されているというもったいない状況にあります。特に、日本においては、「つくりすぎ、求めすぎ、対応しすぎ」。食べられるのに捨てられる食品ロスが問題になっています。捨てらる寸前の食品のシェアリングやフードバンクも解決策としては有効ですが、ロスがでる前に廃棄をできるだけ出さないフードチェーンにする必要があります。以前も、奈良のFRUX主催の「惣菜のわかる八百屋塾」でのパネルディスカッションの際にも記事を書きましたが、サプライチェーンのそれぞれの段階に関わる企業間の情報の連携が不可欠です。
「足るを知る」
素晴らしい品揃え、休まず営業、、、ムリを求めるばかりにほころびも生じてきています。人々が食品業に求める価値も変わってきているように感じます。
「海外小売業の環境対応策、最新動向」ISHIDA EYE 397~399号、もしご興味ある方は、ご連絡くださいませ。 facebook またtwitter ページ @michifoodbiz までお知らせください。