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米AmazonがMeal Kit 事業に参入、日本のミールキットはニッチで攻める

2017年7月20日 08:00 - Miki Michihata
 ホールフーズマーケットを買収したのに続き、Amazonの動きが速いです。ミールキット事業に参入するようです。プレスリリースにはでていませんが、amazon.com には、タコスのミールキットが掲載されています。そのため、Meal Kit 最大手のBlue Apron が先月末上場を果たしたばかりなのに、株価を下げているとか、Amazonの力、凄まじいですね。

米国でのMeal KIt市場規模は、15億ドル、Fortue によれば、このマーケットに150の企業がしのぎを削っており、実に、ベンチャーキャピタリストが、6億5千万ドルの出資をしていると言います。利用者は、800万人で、まだ消費者全体の3%ほどの限られた人しか利用しておらず、まだ市場は未開拓で、チャンスに溢れる有望な市場であると。

 Meal Kitは、昨年の記事にも書きましたが、Meal Kitは、その高価なこと(およそ15~20ドル)が、普及しない原因とも言われています。さらに、潜在顧客にアクセスし、顧客となってもらうのにかなりのコストがかかることも、Meal Kit ビジネスの難しさとFortune誌の記事にも書かれています。
しかし、Amazonは、Whole Foods Market買収で、高価な食費を支出する顧客層をがっちり獲得することになります。プレミアム会員もどんどん増えているようですね。また、若い世代、ミレニアルズ世代の60%が、Amazonで何かしら買い物をしているそうで、この世代も、がっちり呼び込むことができるというわけです。

さて、日本のミールキット市場は、どうでしょう。老舗のタイへイ、ヨシケイ、そして、セブンアイやローソンなどの流通企業、オイシックスはじめ通販企業が頑張っていますが、イマイチ大きな展開が見られません。

しかしながら、最近気になる動きとして、高価だから、ニッチな市場狙いでターゲットを定めてミールキットを販売しているところです。いくつか気になるところをあげると、Tasty Table は、週末だけの宅配で、1人前1500円と高めながら、写真もちょっとおしゃれ感あり、非日常感を出しています。二人の若い世帯、週末のご飯というところに、狭いながらも焦点を当てているところがすごいです。紀ノ国屋のグルマンセットも見逃せません。こちらも主菜と副菜のセットで、2人前で3千円くらい。今は、吉祥寺店でしか買えないようですが、今後ネット通販を通じて広がっていくのではないでしょうか。


Fortune 2017.7.17 'Amazon's Meal Kit Will BE More Than a Blue Apron Competitor'


この記事の執筆者:
Foodbiz-net.com
道畑美希
米AmazonがMeal Kit 事業に参入、日本のミールキットはニッチで攻める
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