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post by Fumi Michihata
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Smart Kitchen Summit 2019 Googleも食分野へ?!

2019年8月12日 06:57 - Miki Michihata
先週8月8日、9日と、Smart Kitchen Summit 2019に参加してきました。昨年10月シアトルで開催されたSmart Kitchen Summit 2018に続き、東京で開催されたSmart Kitchen Summit Japan 2019に参加してきました。

 日本で開催されるのは、今回で3度目、初回20名の参加から、今年は、400名に近い参加者、参加企業は182社と大規模なイベントで、8月8日午後に始まり、翌日までの一日半、国内外から57名のスピーカーが登壇したイベントは、熱く盛り上がりました。今年のテーマは、"MOVE"、何かアクションを起こそうと、ということで、クックパッド、パナソニック、シャープほか、フードテックベンチャーが実際のテクノロジーや商品・サービスをプレゼンテーションする場が設けられており、日本でも、フードテックが具体的に現実のものになっていくのだな~と興味深く、拝見、拝聴いたしました。
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<<GOOGLEからも登壇。同社のミッションである世界中の情報を集めて整理し、、、というのを、食分野にも同様にとのことですが、独り占めせんとってよ~>>


 クックパッドのレシピとシャープのヘルシオの連動は、なかなか面白く、うちの台所にもあったら楽しいだろうなあと思います。なんといっても、女性たちが開発に関わっているところが現実的です。レシピと調理家電の連動は、シアトルのサミットでも、いくつか実際の家電となって、市場に登場しており、特段新しいことでもないですが、業務用の調理に関わる立場からしたら、こういうのは、外食や給食のキッチンで導入されたら、「使える」と思います。現在、飲食店や惣菜調理の場では、ほぼミールキット 状態に食材が用意されています。(食材の用意は、アウトソースされる場合もあれば、内製される場合もある)これらと、厨房機器をレシピでつなげれば、ええやろと、、と単純には行きませんが、可能性大いにあり。
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<<COOPADのレシピと連動する家電、調理デモは、毎回大盛り上がりでした。>>

 AIやロボティクスの技術は道具であって、いかにこれらを私たちの食生活に導入するか。そのテーマは、SDGsのテーマが掲げられ、食品ロスのこと、また代替プロテインなど環境視点、健康視点、そしてパーソナライズな私たちの志向への対応を目指すという内容だったかなあという、私の感想。

 そんな中で面白かったのが、インドで寿司のデリバリーを事業とされているTOMATO のCEOの手嶋友永さん。エール大学のMBAホルダーが寿司デリバリー?当然、寿司デリバリーだけにとどまらず、飲食業向けに人材派遣業をスタートさせておられ、インドでは、安価な飲食業市場は需要あり、今後も成長分野。日本のように人件費高いからロボットに調理作業を代替させるなんてお金のかかることはできない。一方、労働力は、溢れる人、そして皆安い給料で副業が基本。人材派遣業はチャンスあるが、日本のような「信頼のインフラ」が全くない。そこで、人の教育、評価、人材開発していくかを考えておられるとのこと。テクノロジー、なんて難しい言葉をこねくり回しているその向こうでは、そんな考え方もあるのだと、私の中で最も興味深かった話でした。

若い人たちの描く食生活、そこにどうテクノロジーが貢献するのか、、私もなんとか頑張ってついて行きます。また、今回、旧態然としたスーパーマーケットから、マルエツやカスミストアを展開するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの藤田社長も登壇されました。個別にインタビューもさせていただき、食品商業10月号に掲載の予定です。


手嶋さんの事業が、JETROレポートに報告されています。

2018年10月のシアトルでのSmart Kitchen Summit 記事「アレクサ、ピザ焼いて」が現実に。スマートキッチンサミット2018から」
この記事の執筆者:
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道畑富美
Smart Kitchen Summit 2019 Googleも食分野へ?!
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