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post by Fumi Michihata
report

Self Service Innovation Summit 2021から

2021年12月30日 11:09 - Miki Michihata
12月14日から16日マイアミで開催されたSelf Service Innovation Summit 2021にオンライン参加しました。時差あり、英語は聞き取れん状態で、深くは聞けてないかもしれませんが、ここにまとめておきます。

「セルフサービス」、今では「サービスする人も不在」という意味になってしまいましたが、セルフサービスの起源をたどると、1916年テネシー州のメンフィスで、Piggy Wigglyが初めてのセルフサービス食料品を始めたとのこと。それまでは、カウンターの向こうにある商品を店員にオーダーするというスタイルだったところが、店内に並ぶ商品を客がピックアップして、最後にレジで精算というスタイルが20世紀の初めころ始まったそうである。日本でも紀ノ国屋が日本で初めてセルフサービススタイルを導入したのが1953年というから、戦争があったせいか、かなり遅れての導入となったようです。

一方、自動販売機の歴史は、イギリスでは17世紀初めごろに煙草、米国では19世紀前半にガム、日本では、明治9年に新聞の自動販売機があったようです。(以上すべて、Wikipediaから)自動販売機と言えば、治安の安定、そして細やかな仕様から、圧倒的に日本が優位であったように思えますが、このパンデミックで急速に導入が諸外国で導入が進んでいるようです。宿泊施設やオフィス、学校など閉じられた空間に置かれ、特定の人たちが利用する自動販売機が増えているようで、「マイクロマーケット」という言葉が盛んに出ていましたが、コンビニみたいに日商数十万円という単位ではなく、ちょびちょび、ながらも、集積すれば大きな売上になります。

コンタクトレス(非接触)、キャッシュレス、そしてスピードを求める顧客のニーズに合わせて、セルフサービスの形態も様々に進化しています。自動販売機のほかにも、Kioskと呼ばれる注文決済のためのタッチパネル、その裏側のしくみやテクノロジー(データ分析(データを所有者(権)やセキュリティ)などが話題に上っていました。なんといっても、人手不足あるいは人件費の高騰など人的資源の課題から、対面からセルフサービスへのシフトがおそろしい勢いで進んでいるような印象を受けました。同時に、若い世代を中心に、自分のスマートフォンからの注文まで、、、いろいろしくみがありすぎてどうするねん?!と思いますが、やはり、システムの統合も課題となっている様子です。

Hudson Group Amazon GO.jpg
<<Amazon Goのシステムを導入した空港の売店 Amazonはただのショッピングサイトにあらず、クラウドサービスやシステムで儲けていくんですね~(Hudson Groupのプレスリリースより)>>

詳細は、2022年2月に開催される一般社団法人全国スーパーマーケット協会主催のデリカテッセントレードショーで配布される「惣菜デリ最前線」に寄稿する予定です。皆さん、来場してもらってください。

年末は、やはりオミクロン株感染拡大に怖気づき、渡米叶わずでしたが、チケットと変更して、5月のレストランショーへ行くつもりです。なんとかすっきり行けますようにと祈るばかりです。
皆様、どうぞ佳い年をお迎えください。





この記事の執筆者:
Foodbiz-net.com
道畑富美
Self Service Innovation Summit 2021から
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