8月18日付の日経MJによれば、2020年コンビニ全店の売上は、6.1%減と、調査をたどれる1981年以降初めてのマイナスとなったそうです。一方のスーパーマーケットは、コロナで内食回帰と言われ、売上は伸びています。が、その中身を見ると、好調なところとそうでないところの二極に分かれるようにも見えます。
関西では、昨年秋「ロピアショック」と言われたように、神奈川から進出したロピアがすごい勢い。今年4月末にオープンした関西ロピア5号店、 ミ・ナーラ店へ行ってみました。お盆前の金曜日、家族連れがすごい勢いです。バブルの頃、奈良にはじめてできた百貨店、そごうの跡、ヨーカードーが入ったり、イオン系のKOHYOが入ったりと、ロピアがやってくるまではひっそりとしていた施設が、生き返ったような賑わいです。
<<よく冷えたような演出で、大きなスイカを見ると、買い物心に火が付きます。>>
<<冷凍惣菜もさっさと導入されています。チョイゴチ、千円前後で、ちょっと冷凍庫に入らないなあ~。>>
毎度ながら、安いし、ディスプレイもすばらしい。家族連れで、あれ買おうか、どうやって食べるとか、カートを押しながら家族会議しながら、混んでいる店内を楽しそうに買い物しています。一緒に行った惣菜の大家、生粋の関東人であるS先生は、「関西人だなあ~」と感心されていましたが、関西人にこの値段を前にして黙れ、というのが無理なこと。
改めて、ロピアってテーマパークだなあと感じます。びっくりするようなものも置いてあったり、NY郊外のStew Leonard'sをちょっと思い出します。イケアみたいにワンウェーで店を回る仕組みで、人形が吊り下げてあったり、買い物を楽しむ仕掛けがいっぱいあります。とにかくダイナミックな売り場、安さだけでなく、時間消費型スーパーマーケット、コストコなんかもこれに相当するでしょうか。
<<Stew Leonard'sのポリシー 「お客様は常に正しい」>>
日常の買い物は、購入するものもだいたい決まっており、さっさと買える方がよく、もはやamazonで持ってきてもらうほうがいいかもしれません。コンビニも今までの成長神話も崩れてきていますが、特徴ある商品、売り場づくりをしないと、オンライン
販売にパイを奪われてしまいかねませんね。
そして、スーパーとはあまり関係ないですが、カリフォルニアくるみの惣菜セミナーをオンラインでやります。よかったら、見てください。8月26日14時~15時半です。 日本食糧新聞社 カリフォルニア くるみ協会 オンライン惣菜セミナー【参加無料】から。
また、期間限定ですが、YouTubeで、アーカイブされております。恥ずかし!