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post by Fumi Michihata
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コンビニはもっと地域に密着して!

2021年5月28日 18:35 - Miki Michihata
コンビニは、コロナ前からすでに飽和状態と言われ、フランチャイズオーナーと本部との軋轢など様々な問題がでていました。コロナで、都心立地の集客が激減、そして得意分野の利便性(食べたいときに、欲しいときにすぐ買える)が求められる機会がなくなったことで、かなり厳しい状況に追い込まれています。とはいえ、歩いていちばん近い店は、コンビニ。求められる役割は大きいと思います。

コンビニの惣菜からみてみます。日本惣菜協会は、2020年の中食市場は、前年より約5千億縮んで、9兆8,195億円と、6月1日に発刊される「2021惣菜白書」において、発表しています。コロナで内食回帰、自粛モードで買い物頻度も減り、惣菜、特に出来たての惣菜は厳しい状況に置かれました。なかでも、この惣菜白書においてシェアの大きかったコンビニのダメージがこの惣菜市場の数字に大きく影響しています。おにぎりや調理パンがかなり落ちています。内食回帰で家でご飯は炊いてますからね~。

フラチャイズチェーン協会のコンビニ統計によれば、緊急事態宣言、ステイホームとなった2020年の春から絶不調となり、この3月くらいから、回復の兆しが見えています。13カ月マイナスで推移していたところが、3月には(もっとも、昨年の3月は最悪の状況であったことも影響します)、既存店ともプラスに転じています。日配品(惣菜やおにぎり、パンなど)が、マイナス6%とかまで落ちていたところ、既存店でも-0.4%となんとか頑張って、4月には、プラス6%まで回復していました。ただ、この4月、5月で厳しい数字が出ることが予想されます。

コンビニも、商品の開発がなかなか進みにくいのか、得意の新商品の開発が進まなかったのか、魅力的な商品が並ばなかったこともあり、足が向かなかったのかも、家には炊飯器にご飯が残っているからなあ~。(家庭の調理は連続です。)また、日配の惣菜よりも、各社冷凍食品など長持ちする商品に力を入れていたように感じます。やはりコンビニ得意のスピーディーな商品開発力を見せてほしい、、と思います。

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ただ、これからのコンビニには、もっと地域密着、地域ならではの商品やサービスが求められるでしょうし、24時間営業も本当に必要なのかどうか、店ごとに違うはずです。最近、泊まった東銀座のホテルの近くのローソンでおもしろいものを見つけました。ワインが異常に品揃えされている店を見つけました。人気のイタリアワインLUCEの廉価版、LUCENTEから、YOSHIKIのワインまで並んでいて、これはおもしろい。フルボトルはさすがに一人では呑み切れないので、ハーフのハーフボトルでガマン。場所柄、銀座に住まう人やビジネスホテルに宿泊する人にはウケそうです。もちろん、店主の好みもかなり反映されていると思いますが、、こういう個性あるコンビニはおもしろいです。

コンビニは、半径数百mが商圏。毎日、イヤ一日に何度も来店される客さんもおおいことでしょう。全国々品揃えではなく、やはり立地に沿った、地域のお客様に求められる、もっと地域密着で、商品やサービスを提供してくれるのがいいなあと思います。


この記事の執筆者:
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道畑富美
コンビニはもっと地域に密着して!
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