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post by Fumi Michihata
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背水の陣、外食企業のテイクアウト事業

2021年5月 2日 08:50 - Miki Michihata
外食企業のテイクアウト、熱いです。客席なしのデニーズはその後どうなったのか覗いていませんが、各社とも必死のパッチで生き残りをかけています。スシローTOGO、安いうまい!買いやすい。写真はJR神戸駅改札脇の同店。夕方まだ早い時間ですが、きれいに品揃えしています。安いし、にぎりは3カンずつ買いやすい価格です。海鮮チラシなどは、ごはんを温められるように具とは別になっていたり工夫もされています。冷蔵温度帯に置くべき惣菜となると、、いろいろ考えています。さすがスシロー!
これは、スーパーマーケットの寿司と競合するだろうなあ。スシローは、スマホで注文、既存店内の冷蔵ロッカーでもお寿司を受け取ることができます。
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<<二重蓋になっていて、生鮮部分の皿をとって、下のごはんは温められる心遣いがすごい!>>

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<<まったく店員さんとも非接触、未来のミールステーションがここにあり。>>


 丸亀製麺のうどん弁当も泣かせます。海老天ついて、490円。うどんもコシがあり、これはコンビニの麺とも競合しそうです。皆、なんかいい価格ゾーンにぶつけてきますね。ただし、丸亀製麺は、店内飲食のお客さんと導線がいっしょくたになるから、ちょっと大変。某牛丼チェーンの方に伺った話では、店内で食事されるお客様、テイクアウトされるお客様、そしてUBERなどの宅配員などなど、、提供する導線がぐちゃぐちゃになっていて、ゴーストキッチンの需要は大いにあるとのこと。
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<<天ぷらやおにぎりも持ち帰ることができるように容器が置かれています。わかりにくいけど。。>>>

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<<おつゆは、アジア方式でビニール袋に入れてあるだけ。これもまたよしかな。>>


 家のごはんも食べ飽きるし、というよりも、つくり人は大変です。たまには外食の味も食べたくなります。
一時話題になった「俺の」シリーズも、レストランよりもテイクアウトに力を入れています。先日、東銀座の交差点、確か上がレストラン、1階は「俺の食パン」屋だったようなきがしますが、惣菜とグローサリーの業態「俺のGrand Kitchen」に転換。フォアグラののったステーキやオマール海老のグラタンなど、安さで注目されたあのレストランメニューが惣菜となって登場しています。「俺のやきとり」の焼き鳥も、目の前で焼かれています。ロッシーニやオマールのグラタンが千円台で、レストラン価格を考えれば、また近隣のデパ地下の惣菜価格と並べると、お値打ち感があります。豊洲や勝どきなど湾岸エリアの高層マンションに住む若い人たちにウケそうです。
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<<若い人でいっぱい、みなさん、お惣菜やパンを買ってます。>>

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<<高級食材を使って値ごろ感があります。>>

 容器なども含めると、それなりに原材料費もかかりそうですが、現場の人件費は抑えられているものの厳しいことと思います。採算度外視なのか、まさに背水の陣です。となってくると、スーパーの惣菜は、安さ勝負だけでなく、独自性、また豊富な品揃えがさらに求められるであろうと思います。また、外食のテイクアウトについては、これからの季節、、衛生面も気になるところ。今後は、あたらしい調理のしくみが必要とされるはずです。。

先日のファベックスでは、そのようなお話もしました。また今月は、福岡において5月19日から開催される西日本食品産業創造展で講演をいたします。九州地区の皆さま、お時間ありましたら、足をお運びください。


この記事の執筆者:
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道畑富美
背水の陣、外食企業のテイクアウト事業
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