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post by Fumi Michihata
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外食・中食の境目が融ける・・デニーズのテイクアウト・デリバリー専門店

2020年10月18日 17:37 - Miki Michihata
  10月12日、テイクアウト・デリバリーに特化した「デニーズ」がオープンしました。行ってみましたが、通常の半分くらいのメニュー、キッチンも半分くらいのスペースで、オーダー後調理される、言わば「ほか弁」スタイルの業態です。

 ハンバーグ、パスタ、オムライス、グラタン、こんないっぱいのメニュー、できるんか?!というのが、正直なところ。通常のファミレスメニューは、オーダー後10分以内にできあがるように設計されています。もっと短時間で提供できる仕組みをつくられていると思いますが、次のお客さんは、8分待っていました。こんなランチ時に集中する立地で大丈夫かいな、と心配になります。

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<<新宿御苑駅すぐ、ランチ激戦区にあります。>>
 
 もちろん、600円の弁当やカレーライスが、すぐに持ち帰ることができるように並べられていますが、お客さんに「これってレンジであっためてもらえるの?」と聞かれていました。「いやホカホカですから」とは、わかりづらいですね。一般の人に伝えるのは本当に難しい。私は、事前にオンラインでオーダーし、時間通りにピックアップに行きましたが、意地悪く3人前のオーダーに、スープやらサラダ(温かいもの、冷たいもの)も頼んだので、会計は済んでいるものの、慌てておられました。レジ袋有料・無料などとやっているので、時間がかかります。
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<<スープは温めパックのまま。サラダは大きな保冷剤付き。これだけセットするのは大変です。>>

ハンバーグ、オムライス、お子様セット。。。どれも美味しくいただきましたが、容器が多すぎる!これだけセットするのに、また手間でしょう。

もっとすっきりしたオペレーションが組まないと厳しそうというのが、私の感想。外食と中食の壁、そう簡単には互いに越えられるようなものではありません。

 

この記事の執筆者:
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道畑富美
外食・中食の境目が融ける・・デニーズのテイクアウト・デリバリー専門店
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