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ミャンマーも、子どもは二人で十分

2018年1月 8日 00:51 - Miki Michihata
 年末年始は、ミャンマーのヤンゴンとインレー湖に行ってきました。ミャンマーは、3年前、マンダレーから東北へ中国との国境ムセまで行って以来です。その時は、軍事政権下、今は、アウンサン・スーチーさん率いる国民民主連盟を第一党とする民主主義になっています。いくつか課題もあり、ロヒンジャに代表されるように少数民族問題はよりややこしくなって、ムセのあたりも今では外国人は立ち入り禁止区域です。
 
 2017年の経済成長率は、前年の7%から少しダウンして5.9%。道路やエネルギー、また繊維産業など製造業、そして観光産業と投資は活発のようです。
一人当たりのGDPは、約1200$と、これからの国ですが、ヤンゴンは、人口の1割以上が住んでおり地方からの流入がまだまだ今後も続くであろうと言われています。ヤンゴン市内はバイクの乗り入れ禁止でバイクは見かけませんが、車の渋滞は結構なものです。公共交通機関はバスだけ(鉄道もありますがあまり機能しないようです)、人々は1~2時間かけて都市部に毎日通っているようです。昨年末には、最適賃金、3割上昇などの記事などありましたが、一般庶民には、とても現実的はないだろうとの見方です。経済成長、今後期待される国といっても、遅れてやってきた国は、発展について行けるものとそうでないものの格差があまりに大きすぎます。
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<<インレー湖畔のナムパンマーケット、シャン族の女性たちが村から売りに来ています。味噌を試食させてくれました>>

 虔な仏教徒。元旦にはヤンゴン市内の最大のお寺、シュエダゴン・パゴタにお参りしましたが、仏像の数にびっくりしました。みなそれぞれ気に入った仏様があるそうです。まじめな国民性かな、と思います。やはり働くのは、家庭でも職場でも女性。男は何やってんの??というのは、東南アジアの国に共通することですが、、それだけに、女性が強く、結婚しない、子どもも生まない若い世代が増えているようです。
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<<市場のなかでもミシンを動かす女性たち>>

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<<鍛冶屋さんですが、このおばあちゃん、ふいごを動かしてます>>

 合計特殊出生率は、1990、2000、2010、2016年と3.5、2.9、2.4、2.2と、少子化傾向にあります。ガイドを務めてくれたヤンゴン外国語大卒のヤンゴン育ちの女性は、結婚すれば女性の負担が多いだけとも言います。日系企業でかなりの収入を得ている機械を大学で専攻した男性も、子どもは2人まで。お金がかかるから。。とすでに、日本のような状況です。もちろん地方に行けば、早婚で多くの子どもをもうけることになるのでしょうけど、
女性が結婚しない、子どもを産まないのは、経済発展すれば、避けられないことです。欧州の国のように、子どもを産み育てることをサポートる政策でも実行しないと、子どもは生めないものと思います。日本のように手遅れにならないように、後に続く国は、長期的な視点で政策を立て、実行していく必要がありますね。
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<<幼児死亡率も激減しており、子どもは少なく、大事に育てる時代になっています>>


(参考資料)
世界銀行 World Bank ミャンマーデータ
デロイトトーマツ"ミャンマー消費者調査 希望に満ちた国で絶好のチャンス"2016年9月
日本経済新聞「三ヤンマーで最低賃金33%上げ」2017年12月30日

この記事の執筆者:
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道畑美希
ミャンマーも、子どもは二人で十分
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