しばらく大騒ぎになりそうな中国工場期限切れ肉の報道、本国中国では、スターバックスコーヒー、KFC、マクドナルドなど外資系企業が、納入先とてニュースには取り上げられているようです。今月19日のChina Dailyで、KFCを展開するYum Brands の恐ろしいまでの躍進ぶりが報道されたばかりです。ちなみにこの記事によると、第2四半期の売上が21%増、営業利益が188%増と、今年はすでに104店舗もオープンしたのだと快調ぶりを伝えるニュースの直後なので、なんだかな~と懐疑心マンマンです。
KFCは、昨年も、使用が禁止されている抗生物質を使用していたかどで、かなり叩かれ、やっと回復してきたかな~という頃に、再度の打撃です。真相はよくわかりません。
このニュースを見ていて、昨秋、ミャンマーの東北部で見た一面のトウモロコシ畑を思い出しました。古都マンダレーをスタートして、シャン州のチョーメ、ラショー、そして中国国境の町ムセまで行きました(ラショーから向こうは許可がなければ日本人はまだ行けません)が、見渡す限りのトウモロコシ畑が広がります。
≪どこの農業試験場でも、タネは、CPのとうもろこし、と答えが返ってきます≫
行けども行けども、全部がトウモロコシ、以前は、茶畑だったところが、よりお金になるトウモロコシにすべて転換されています。しかも、そのトウモロコシは、あのCPグループが開発したCPコーンです。CPグループといえば、農業からスタートしたコングロマリットで養鶏事業もやっており、また、タイでのKFCの営業権は、CPグループが持っています。鶏肉だけでなく、その飼料に至るまで、そのサプライチェーンを全部を手中に収めているのですね。しかも、実のところ、農産物は、ミャンマーからは輸出禁止のはずですが、国境は向こう岸まで数メートルほどの川が続いているので、密輸は、日中堂々と行われています。(おそらく見て見ぬふりなんでしょうね。)中国、華僑財閥、、、恐ろしや~、、、あくまで想像の世界です。ジャーナリストみたいに深く追っていきたい気もしますが、そこまで私は冒険家ではありません。
≪CPグループは、KFCもChester Grill という業態も運営している@バンコク≫
≪一応、国境らしきものはあるのですが、、国境の町ムセにて≫
国内の報道に戻り、明日からのメディアの騒ぎっぷりが容易に想像できますが、あくまで冷静に。。