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ハラルは、ムスリムマーケットへの「踏み絵」

2017年10月 1日 10:04 - Miki Michihata
 先日、カレーのココ壱番屋さんが、ハラル対応のココイチを秋葉原に出店されました。同社リリースによると、ハラル対応の親会社であるハウス食品のインドネシアにある関連会社で製造しているそうです。製造だけでなく、配送方法についてもハラル認証を得ているとのこと。徹底していますね。(ココ壱番屋のプレスリリース

早速行ってみましたが、いつものココイチカレーのこってりさが、少し足りないかな~という印象でしたが、値段もほぼ変わらず10円か、20円くらいです。情報が伝わるのは早いですね。ムスリム風のお客様も続々来店されており、お店のスタッフも英語対応バッチリの様子で、今後、外国人観光客、在住者を対象に、店舗も増えていくのではないかという印象です。
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<<ハラル対応ココイチカレー シンプルに行きました。490円、トッピングは鶏や野菜などがあります>>

 ココ壱番屋は、中国、台湾はじめアジア諸国に147店舗展開しており、マレーシア、インドネシアなどのムスリム人口の多いところでは、ハラル対応をされているでしょうし、今後、もっとグローバルに展開される計画(以前、同社社長に話を伺ったところ、カレーの本場、インドにもココイチを出店する野望満々だそうです)でしょうから、その布石とも言えますね。

一方、ハラル関係の話題がありました。ドバイでキッコーマンの醤油が販売停止になっているというニュースも気になりました。同社は、シンガポールで、ハラル対応醤油を製造し、ドバイに販売していますが、正規ルートではないものが出回っていたのかもしれませんね。ドバイにも、日本食は、フードコートにもたくさんあり、いい加減そうなお醤油があふれていましたが、、なんでキッコーマンだけ?という印象を受けますが、いずれにしても、厳しいお沙汰ですね。
UAE_MoCCAE_kikkoman.pngドバイ環境省のページに掲載されています。

Dubai_sushi_soysauce_foodcourt.JPG
<<ドバイモールのフードコートで、この醤油は??>>
 
 ハラルについては、厳格なムスリムと緩い方もおられ、どこまでやったらええねん?という'さじ加減'も難しそうですが、ハラルかハラムかという二極論でもないようです。ハラル、ハラム以外にもいろいろな規定があるようですが、元々は、食品衛生や健康上の観点から、ハラルは規定されているようで、酒は飲まんのは、アッラーの教えではあることに加え、体に良くないから飲まないんだという方も多いです。

 小伝馬町にあるイラン食材店ダルビッシュさんでは、イランから輸入したものがいっぱい売られていますが、イラン産の食材にハラルマークなんて皆無。そうか、当たり前にあるからだよな。結局、異文化が出ていくときに必要なものなんだなあと、やっとこ理解ができました。ハラルは、今はやりの「踏み絵」みたいなものですね。と言ってしまえば簡単ですが、もうちょっとムスリムのことを勉強する必要があるなあと思います。

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<<ダルビッシュさん店頭で頂いております!イラン産レトルト煮込み料理>>

JETROのレポートは、各国でのハラル対応についてわかりやすく書かれていますよ。

ドバイの外食レポートもこちらから、ご覧ください。 http://foodbiz.asia/report/20141019Dubai.html

この記事の執筆者:
Foodbiz-net.com設立者
道畑美希
ハラルは、ムスリムマーケットへの「踏み絵」
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