コンビニ市場は、もはや10兆円に達すると言われ、店舗数は5万店を超えています。(フランチャイズ協会によれば、今年1月のデータで、51,934店)を超えています。ますます寡占化が進んでいくことでしょう。そして、外食市場を着実に侵食しています。都心でもイートインスペースを設けた店も少なくなく、朝食や昼食、また、ちょっとひと休みカフェ的な需要に応えています。
さらには、最近は、「ちょい飲み」にも応える業態も出てきています。ミニストップは、日本橋本町に「CISCA」という新業態を昨年秋に開業していますが、近隣で働く女性向けというコンセプトで、25坪ほどの売り場面積に17席のスペースを設けています。確かにヘルシーそうなスムージーやサンドウッチが並んでいますが、同様にお酒と缶詰や袋もののおつまみがたくさん並び、さながら夜は、昔の酒屋さんです。冷えた金属製のカップも用意され、これはちょっとオヤジ向きだなあという感じです。昨年夏にも「吉ぎゅう呑み」について書きましたが、外食企業だけでなく、いろいろな業種が、ちょい飲み需要を捉えようとしています。
コンビニだけなく、スーパーマーケットもしかり。成城石井のワイン業態「Le Bar a Vin52」も好調のようで、2014年に麻布十番にオープン後、この3月には横浜に3号店が出店するそうです。成城石井であつかっているハムやチーズが、切り立てお値打ち、ワインももちろん同様で、それが人気の理由かなと思います。
人々の時間の使い方が変わっていく流れの中、当然、そこに食事の場や時間をどう提供してくのか、ちゃんと把握して、適応していかないと、、、ほんと厳しい時代ですね。
東罐興業株式会社様のTokan Monthly Report 2015年2月号に「コンビニ・スーパーの外食化~「ちょい飲み」で外食市場を浸食中」というタイトルで、記事を掲載しました。ご覧下さい。