首都圏では、ヨーカドーグループが、唯一黒字を達成、今年2月には、北区にいわゆるダークストアと呼ばれるネットスーパー専用の配送センターを開業しています。撤退した事業者も数々あります。以前、私は阪急キッチンエールを利用していて、関西人ノスタルジーをくすぐる品揃えには、大変満足していたのですが、まさかの首都圏撤退。残念でした。
ewomanのページを見てもらえばわかりますが、なんと7割の人がネットスーパーを利用していないという結果に終わりました。この会議に投稿して下さるのは、多くは、40代から50代くらいの意識高い系キャリア主婦です。忙しい彼らにとって、家にいて、注文したものが届くのを待ってられんということが大きな阻害要因、そして次には、生鮮品は、確認して買いたいという理由、そして、都市にいたら、いつでもどこでも買い物できるというのがもっともなワケではないかと思います。
イオンのネットスーパー顧客の7割が65歳以上とあります(2015年5月1日日経記事)が、時間があり、重いもの持てないという層には、使い勝手がよいようですが、働いていて、そこそこカネもあるという層には、他にも選択肢はあるし、もっとおいしいものをいろいろ食べたいし、、ネットスーパーの限られたサービスや品ぞろえには、満足できないことがわかりました。
ネットスーパーの先進国、英国や米国など、注文したものを店頭などでピックアップできる、Click&Collect を導入するなど、ラストワンマイルのコスト削減のために工夫をしているようですが、鮮度や品質にこだわる日本の消費者には、品ぞろえの課題もあるのかなと感じた1週間でした。