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中食市場、10兆円間近!惣菜業界は、バックシステムの大きな変換を!

2017年5月24日 08:55 - Miki Michihata
人口減少で食品市場が縮小するなかで、高齢化、単身世帯の増加に伴い、惣菜産業は元気。5月22日一般社団法人日本惣菜協会の発表によると、2016年の中食市場は、9兆8,399千億円です。売上が、伸びているのは、食品スーパーとコンビニ業態での惣菜の販売。百貨店、総合スーパーは、前年比ダウンです。

食品スーパーでは、惣菜売上を強化すべく、スーパーマーケットは、店内での惣菜飲食スペースを拡充するようです。日経新聞の5月15日付の記事には、イオンは、3年で150店舗に広げるとし、惣菜の充実ぶりでは突出しているヤオコー、ディスカウンターのオーケーもそれに準ずるとあります。
しかしながら、売り場を拡充するだけでは、その場所の地代分、無料ご奉仕サービスとなり、片付けのために人員も必要になることから、これらのコスト増に対して、売り上げ増がカバーできるのかなあとも感じます。

三宮の元ダイエーが、イオンフードスタイルという業態に転換。三宮駅前にして、惣菜バイキング、100g138円、これでゆっくりされて、どうなんかな??さっと食べていく客もいますが、缶チューハイあけて居眠りしている人もいます。結局は、消耗戦ということになるような気がしてなりません。
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<<安いのは有難いですが、、>>

人員不足、食品ロスの問題、オーバーストア気味の市場(このダイエーは、隣のビルにKOHYOというイオン系のスーパーがあるのです)、スーパーマーケットの惣菜は、もっとバックシステムの改革に力を入れたほうがいいのではないかと考えます。欧州を最近見に行っていますが、やはり日持ちする惣菜が当たり前です。米国のホールフーズマーケットのような見栄えのいい、出来立て惣菜もいいのですが、現状を打破する大きな改革を望みます。消費者としても、いつまでもコロッケ、唐揚げ、焼き鳥、弁当では、やはり商品の入れ替えが早いコンビニに向かいます。

惣菜のロングライフ化については、デパ地下惣菜のロック・フィールドさんも試行錯誤されています。すでに、スープや煮込み料理など、チルド惣菜も販売されていますが、先日ミッドタウンの東急プレッセ内のGreen Gourmetでは、サラダ売り場の横に冷凍ケースをおいて、冷凍惣菜の販売していました。売り場の方によると、売り出したばかりで、ロールキャベツが人気ですとのことでした。1人前500円買ってみますと、まあ良いお味。RF1サラダに比べれば、手ごろな価格です。

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もちろん、良いお値段ですが、ロック・フィールドブランドで、ある一定の顧客層には響くように思いますが、あたらしいカテゴリーの惣菜を、既存売り場で売っていくのは、難しいことですね。今後を期待しています。
 冷凍、MAPいろいろなロングライフ化が今後実現していくことと思いますが、新しい惣菜の分野開拓には、業界のタテヨコのネットワークの強い連携が求められます。

 先の日経新聞の記事には、ネットスーパーについても触れられていますが、統計も、そろそろ大きく変えていかないとですね。中食市場は、実はもっと大きいと思います。今やドラッグストア、ドンキホーテでも、惣菜は売っていますもんね~。


この記事の執筆者:
Foodbiz-net.com設立者
道畑美希
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