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フランスの冷凍食品専門スーパー、ピカール路面店第一号開店!

2016年11月22日 08:54 - Miki Michihata
 ピカールは、1974年創業で、フランスはじめイタリア、ベルギー、スイスとスウェーデンの5か国で1,000以上の店舗を展開している冷凍食品の専門スーパーです。イオンが導入し、2014年より食品売り場内に特設ショーケースを設けて販売していましたが、価格の高いことや日本の食卓になじみのない品揃え(私の独断と偏見です)で、あまり業績は、芳しくなかったようです。今では、イオン内売り場は、3店舗しか残っていなません。販売法も新たに路面店で、ということで青山に続き、中目黒、麻布十番と今年中にも3店舗のオープンが決まっているそうです。
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<<チェストフリーザーに加え、壁面にも縦型のショーケースで覆いつくされた青山店>>

(ブランド価値を高める都心立地)
 フランスでは日常使いのピカールですが、日本に持ってくると高価。日本での運営をするイオンサヴール株式会社では、仏ピカールの目指す「おいしさ、美しさ、新たな食文化を探求するイノベーション」をもって非日常の食卓を提案するもので、国内の既存の冷凍食品とは競合しない、とコメントしています。今後のイメージづくり、顧客へのコミュニケーション、ブランディングが鍵を握ります。都心の立地は、まさにブランディング戦略のひとつでしょうが、逆に、溶けたら品質劣化する冷凍食品を買って帰れない立地でもあります。都心に住む人だけが対象、持って帰れない客には、オンラインで買えということなんでしょうか。アンテナショップ的に終わってしまうのか、今後どんな使い方がされるのか、気になります。
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<<レセプションパーティは、商品でおもてなし>>

(女性不在、おっさんマーケティングからの脱却を)
日本で売られるものは、約200種類。今後の路面店展開のために、フランスからの輸入品に加え、日本国内のメーカーで委託製造したものも品揃えされるようです。国内製造でいくらか安価に提供できますし、品揃えもイオン内で販売している時よりもぐっと増えました。日本の食卓に適応するのかどうか。

 私は、何度もフランスのピカールは見ています、そして食べていますが、おいしいものもあるし、なんといっても、使い勝手よく工夫されているのが素晴らしい。日本の大手メーカーのようなお仕着せ的な発想ではなく、ええ加減だけど、ええ加減だからこそ、自由に使える。たとえば、冷凍スープのキューブ(青山でも売られています)は、まさに合理的なフランス女性の発想です。先月、ストックホルム市内のピカールでも、心に刺さる商品がいっぱいありました。近隣にLIDL,COOPもあり、住民も多い地域でしょう。若い男女、中高年の男女、いろいろな年代の客の来店があるのにびっくりしました。
 ただし、何度も言いますが、日本の食卓にヨーロッパ食文化がどのように入っていくのか、、難しいものがあると思います。ピカールファンとして、ウォッチしていきます。

イオン㈱、イオンサヴール㈱による、ピカール開店 プレスリリース
この記事の執筆者:
Foodbiz-net.com設立者
道畑美希
フランスの冷凍食品専門スーパー、ピカール路面店第一号開店!
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