米国では、経済不安が表面化し、いくつかのスーパーマーケットが地域の治安悪化から閉店を余儀なくされていると聞きます。ウォルマートは、2023年度業績悪化で20店を閉めると、全米5千店あるうちの20なんて、大して重大なことではないようですが、閉店する理由に、強奪や万引きが多発しやってられんというのもあるようです。
嘘か真か、よく強奪シーンも動画サイトに流れておりますが、、サンフランシスコのWhole Foods Marketも周辺地悪化のため閉鎖となっています。ほんと、GoogleMapでみると閉業になっていますね。都心オフィス街ののど真ん中！コロナ前には、2017年、2018年、2019年と行き、何度も歩いたところです。リモートワークが定着し、オフィスも閉鎖、街に人がいなくなってしまったんですね。おそろしや～。
米国は車社会。そして階層社会でもあります。以前、対岸のオークランドに、フードデザートの調査に行ったことがあります。道路一本違えただけで、街の雰囲気の落差ぶりにびっくりしました。フリーウェイを挟んでウエストオークランドという地区は、今も犯罪の宝庫、先日も殺人事件があったようですが、当然、生鮮食料品店などなく、フードデザートと化しておりますが、ここで畑をやって、スーパーマーケットを誘致しようという2つの市民団体を2011年に訪問したことがあります。(写真は、ひとつの団体、Peoples Groceryのオフィスの様子）残念ながらマーケット誘致は難航しているようですが、街の中に残る公園や廃墟となったホテルの庭などで地元民と農園を運営しています。道路一本で分断された街のあっちとこっちのギャップは、凄まじいものがあります。
日本は、格差社会と言われながらも、みなで貧乏になっていくぞ～という感じで、まだ平和。
とはいえ、ジワジワ来るものもあります。都市を一歩出てみると、車社会。自動車道で分断されたところが多いなあと。先日、京都縦貫道ができた折にできた阪急西山天王山駅あたりを歩きました。
頭上にでっかいコンクリートと鉄の塊がのっかっているような駅。駅前は何もなく京都方面・大阪方面へ行き来が全くできない。高齢者にはムリ！旧西国街道と丹波街道が交わるところで、歴史的なものもいっぱいあるのになあ～と残念。もうちょっと南の方では、第二名神、絶賛建設中、田んぼのど真ん中突き抜けてます。人口減少、トラック走らせる人もいなくなる、あれ、自動運転で人要らんか。なぁーんて、そろそろ地に足つけた生活を見つけないと、と妄想ばかりが広がっていきます。
