テイクアウトやデリバリーが当たり前になってくると、食べる空間も必要なくなってきます。スシローの駅ナカ店舗は、増殖中。先日、飯田橋の地下鉄駅構内で、スシロー・京樽のテイクアウト専門店ができていました。関西圏でも駅ナカにスシロー店舗はいくつかあり、私もよく利用します。バックヤードがあるわけでもなく、どこか近隣の店舗で作ったものをもってきているだけだから、大きな面積も必要なく、投資もランニングコストも少なくて済みます。
<<東西線から大江戸線、有楽町線に乗り換える通路。ユニクロだったところかな。>>
すしのような従来から持ち帰りメニューだけでなく、うどんも持ち帰り専門店ができています。千代田線・常磐線の綾瀬駅には、丸亀製麺のテイクアウト専門店ができていました。うどん弁当、天ぷら、そして生うどんの持ち帰り。コロナがきっかけで、うどん弁当は、すっかり丸亀製麺のひとつの柱となりました。そして天ぷらも、スーパーより揚げたて、鮮度感あります。
<<天ぷら屋かうどん屋かわかりませんが、これ売れそうですね~。>>
こうやってみると、ファストフード的な外食は、お金のかかるサービス空間の必要性がなくなっていきます。米国では、ファストフード、ファストカジュアル、テイクアウト需要、惣菜的な使われ方をしていたように思います。その売上比率は、などと言われるとわかりませんが、、
先日、NYのBroadway、ちょうどNY市立図書館の向かいくらいに、ピックアップ専門のスターバックスができているのを見ました。え?スターバックスの「売り」って、サードプレイスやったんちゃうん?!サードプレイスのないスターバックスができているのを興味深く眺めていました。
<<写真で向こう側の真ん中あたりです。こちら側が図書館>>
外食業態の多くは、テイクアウト専門ともなっていくのかもしれません。逆に、その場で食べたり、サービスしてもらったりすると、さらなる付加料金がかかるようになるかもしれませんね。SMILEもタダではできません。