関西のスーパー業界、ちょっと前までは、関西スーパーが阪急阪神グループか、オーケーストアかで話題となり、結局、阪急阪神グループ入りしたのですが、スーパーを利用する側からいえば、「で、どうなん?」と何も変わったことはありません。日本版コストコとも言えるロピアは、関西地区では、この夏、10店舗目を神戸市内のダイエー跡に出店するようです。たくさんの人で賑わうことは必至ですが、もはやインフレ、円安、いまいち購買欲も盛り上がりません。コロナでスーパー増収して、出店ブームなのだと思いますが、当の買わされる方は、踊らずというところではないでしょうか。
何より、最近の関西スーパーネタは、大阪コテコテスーパーの玉出がセレブシティ、芦屋に出店するというニュースです。玉出は、ド派手な看板、激安のスーパーで、大阪の愛すべきお店という感じ、それが芦屋に出るというのですから、テレビでも、ニュースのネタとなり、もはや新喜劇のノリです。芦屋市も、京都同様景観条例があり、ド派手な看板とかが禁止されています。もちろん、玉出も、ひっそりと上品に全く別業態として、F.Fマルシェという名前で、フランスのマルシェのような店を目指すと同社サイトには書かれています。
<<太陽のマンゴーも静岡メロンもお値打ちです!>>
しかし、行ってみると、中身は、玉出でもない、普通のスーパー。ヤマザキのケーキ、国内ビールメーカーによる輸入ワイン、NBの食品など、とても、セレブリティが手を出しそうな品揃えではありません。(決してのヤマザキのケーキがアカンと言ってるわけではありません。)品揃えと周辺地域の暮らしの乖離が、、なんとも不可解でありました。
<<おすすめワイン>>
ここからもうすこし北東へ行けば、芦屋セレブスーパーの元祖、いかりスーパー本店もあり、またその南には、昨年秋に大阪野田商店街初のこだわり食品スーパー、ビッグビーンズが出店しています。さらに、六本木ヒルズに出店され話題の、グランドフードホールの本店もあり、さすが、富裕層めがけて、セレブストアが集中しているのです。
<<ビッグビーンズのローストビーフ、いろいろあります!>>
<<この辺りの住民のテーブルワイン イカリスーパー>>
芦屋と言えば、十年くらい前までは、関西住んでみたい町ナンバーワンにランクインされる市だったところが、いまや西宮、尼崎、西は、明石にその座を譲ったまま。これらの市は、やはり交通や買い物の便、そして自治体による住民サービスの手厚さなどから、実質を選ぶようになってきているのですね。うーん、芦屋、今でもおもしろく、おいしいものもたくさ街ですが、今後どうなっていくのかな。そして、FFマルシェの行方も、楽しみです。