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post by Fumi Michihata
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ごはん系惣菜店の出現

2021年3月28日 23:07 - Miki Michihata
ごはん専門店、できてますね~。新大阪駅の在来線構内がリニューアル、551の蓬莱はもちろん、フードコートやらができています。象印のおいしいご飯弁当屋さん、象印銀白弁当もお目見えしております。一時期、中国人訪日観光客に、絶大なる支持を得ていた高価・高性能の炊飯ジャーで炊いたご飯、、冷めてもおいしいでということで、お弁当になって販売されています。冷めても美味しいのはよくわかりましたが、冷たすぎて、ちょっと残念でした。

一方、うめだ阪急にお目見えしているのは、かやくご飯の「香りや」いなりずしの豆狸を展開する阪急デリカアイさんの新業態です。仕出し弁当を販売していたコーナーで、おいしそうなシズル感あるプレゼンテーションが目を引きます。
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コロナ禍では、家庭でご飯を炊く機会が増えるので、ごはん惣菜へのニーズは、ちょっと後退気味かな、と思いましたが、こうやって「炊飯」をテーマに、新業態が次々出店されるのには、やはり「家庭でご飯を炊く」機会が減っているという背景があるのかな、とも考えたりします。今では、ほとんど家庭で調理することのなくなったおこわ、そしておにぎりは、コンビニおにぎりから専門店まで幅広く、家庭で握るものより買ってくるものになっています。次は、炊き込みご飯か?!具材のたくさん必要なもの、またたくさん炊かないとおいしくないものは、人数の少ないご家庭では調理しにくいものとなっているのかなぁと見ています。

惣菜もコロナで、売り方や商品がずいぶん変わってきています。来月4月21日、東京ビックサイトで開かれる惣菜展「ファベックス2021」にて日本惣菜協会枠で「新しい時代の食、惣菜」について話をします。お時間ある方はどうぞいらしてください。
この記事の執筆者:
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道畑富美
ごはん系惣菜店の出現
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