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post by Fumi Michihata
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日本は行きたい国に選ばれるのか。

2022年11月 5日 23:10 - Miki Michihata
2020年1月以来、実に約3年ぶりでオランダに来ています。最後にきたのは、ポルトガル。その前は、2019年のドイツANUGA以来です。インフレ、人手不足と言われていますが、オランダの鉄道は、ほぼ時間通り動いていますし、スキポール空港は、混雑するから出発の4時間前に来いと喧伝するも、従ったら、列などなく、すんなり出国審査(英国は、シェンゲン外となりました。)も済ませられました。なんのこっちゃ、回復力が早いんだなあ。

 オランダでは、ホスピタリティ系の学会にも出て、COVID後の新しいサービスや人材資源についてのテーマなどでのディスカッションが進み、興味深かったです。流石に、日本から参加しているアホは、私くらいで、米国、欧州、香港あたりから参加されていました。限られた地域ながら、欧州オリジナルは少数派、中国人、ブラジル人、アフリカの人々、実に多様な人々、文化が集まります。みなさん、積極的であります。

  パンデミックは、その感染状況も最低レベルになったとかで、、人々はほぼマスクをしていませんし、大胆に動いています。関西空港は、韓国LCCの発着点になっているので、若い人が長い列を作っていました。若い女性たちは、日本のお菓子や雑貨を買って楽しそうです。日本人は、皆無。まあ、それはそれでいいんですが、アムステルダム行きの飛行機は、途中ソウルで降機。関空からはガラガラ、人数でいうと欧米人、韓国人、日本人の順。このまま、アムステルダムまで空いてたらいいなあ、なんてわけなく、仁川空港から、たくさんの欧米人が乗って来ました。京都や大阪に欧米観光客増えた!とか喜んでいる場合でなく、彼らは、しっかり韓国へ遊びに行ってるやん!
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<<夜中のインチョン空港、こんなに大きく、きれいだったけなぁ。>>


 紅葉の日本はきれい、食べ物は美味しくて、円安でお買い得なんて、騒いでいるうちに、韓国ドラマや歌やダンスに魅了された欧米人が日本より先に訪問しているようです。どこかで見たBBCでは、韓国男優使ってソウルをアピールするCMガンガン流しているし、いや、行きまっせ~。食べ物だって、辛くてパンチがきいていて癖になりやすいかもしれない。

まあ、日本のPRは、おとなしいし、どうも日本の伝統とアニメばかりに集中しすぎ。もっとマーケティングしたほうがいいんちゃうか。ロンドンのピカデリーサーカスの巨大ディスプレイ広告には、フロリダはオーランドのプロモーション。世界中の富裕層にどうやってきてもらおうか、彼らは、虎視眈々と狙っているはず。
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<<ピカデリーサーカスのサイネージってこんな大きかったけ(笑)>>


ぼちぼち、日本に来る外国人観光客も増えてきたけど、検疫アプリがいまひとつ。My SOSがVisit Japanというアプリに移行。さらにめんどくさいことに。ああ、日本はどこへ行く。


この記事の執筆者:
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道畑富美
日本は行きたい国に選ばれるのか。
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