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post by Fumi Michihata
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新年おめでとうございます。ユニクロに包まれる在宅ワーク

2021年1月 5日 19:08 - Miki Michihata
昨年は、新型ウィルスの感染拡大で、食ビジネスは大きな影響を受けました。外食業においては、食卓を囲んで、食べ飲み、コミュニケーションを楽しむ、最大の価値が否定されてしまったこと。デリバリーやテイクアウトで、減少した売上をカバーする動きもありましたが、やはり、家ではできない料理や会話の楽しみを求めて、感染が落ち着いた秋くらいには、飲酒を主としないファーストフードやファミレス業態で、客数も戻ってきていました。残念ながら、非常事態宣言が出されると、またシュリンクしてしまいますが、外食というサービスが顧客に求められているのだということがわかりました。

ただし、大勢の宴会などをカバーする飲酒主体の業態は依然厳しいですね。一方で、家飲みはかなり増えて、お酒の宅配チェーン「カクヤス」の売れ行きを見ると、業務用と家庭用の割合が逆転した形です。また、ダイアモンドチェーンストア2020/11/09号の記事によれば、飲む時間帯も夜に限らず、お昼から夕方の時間と、飲み方も多様化が進んでいるようです。

そして、家で調理する機会も当然増えました。、家電では、たこ焼き器やホットプレートが売れたとのこと。家庭の調理は「連続」なので、、いったん「家庭調理モード」に入ると、内食傾向のサイクルが回るものです。この年末年始も、おせちは売れましたが、意外にも惣菜やオードブルが奮わなかったのではないかと見ています。売り場を見ていると「肉が売れただろうなあ」と感じます。どこのスーパーを見ても、集客しているのは、肉売り場。すき焼きや鍋で、年末年始を過ごしたご家庭が多かったかと見ています。

関西では、「ロピアショック!」神奈川から進出した激安スーパー、ロピアが、秋に寝屋川店を開業後、加えて、尼崎、鶴見と3店を年内にオープンしましたが、どちらも大行列。年末鶴見店へ行ってみたものの、200人近いお客様が待っておられ、すごすご退散しました。精肉店スタートのスーパーですから、肉が強い!安い!ということで、関西のおばちゃんにヒット!今後、地場スーパーは、しんどい戦いを強いられることになりますね。

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<<12月30日のロピア鶴見店は、入場制限中でした>>

業務スーパーの躍進ぶりといい、節約型の激安小売りチェーンが台頭します。いつまで安いものばかりを売っているのか、企業努力で低価格を実現しているとは思いますが、、ここまで安くて、経済全体はどうなるのかなと考えてしまいます。といいつつ、家にいれば、モノタロウで買い物をし、全身ユニクロで過ごしている私。安い、機能もいい、ただし、あまり大事にしない。

バブル期は、服も高くて、でも、材質も上質のものが多かった。今でも大事に着ているものはいっぱいあります。が、残念ながら、今は買いたいなと思うものがほとんどない。もちろん、超ハイブランドをみれば、ステキなものはありますが、年のせいか、これ!というものが見あたらない。というか、若い頃は、神戸中を端から端まで探した時間とエネルギーがあったのに、いまはそれがないのかも。ということで、ファッション性もあり、買いやすい価格のZARAあたりに落ち着いたりもしてますが、これが、買った時はいい!と思っても、着ないでいるものが多いこと。なんでやろ。

年末に、ネパールの女性たちが作ったという手袋と帽子を買いました。ちょうど、指のところがでるものを探していたので、ばっちり!売上が作った人たちに届けられるというNPO団体が販売していたもの。といっても、大した額ではないだろうけど、こういうものは、大事にする。決して機能に優れているというわけではないが、その辺にポーンとほっとかないし、また、クリーニングするとかして、来年も使うでしょう。エシカル消費というほどでもないけど、「大事にできるもの」を買いたいし、使いたいと思います。こういうのは、稀少。だからネパールの女性ももっと腕を上げて、世界中に売って稼げるようになればいい。それが可能な世の中になっています。

在宅ワークで給料がもらえるなら、世界中が皆同じ機会を持っているといってもいい。大企業の在宅ワーカーも、きっと安穏とはしていられないはず、恐ろしく、グローバルに職を得る機会も増えていくことと思います。

価値観が変わるときは、チャンス時。今年は還暦。頭を切り替えて、前に進んでいきたいと思います。どうぞ、皆様がご発展の1年となりますよう、祈念します。

この記事の執筆者:
Foodbiz-net.com
道畑富美
新年おめでとうございます。ユニクロに包まれる在宅ワーク
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