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post by Fumi Michihata
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外食は熱々、中食は出来立て

2020年12月14日 17:37 - Miki Michihata
今年は、コロナに翻弄された一年。フードサービス部門では、従来の常識が非常識に、ぐるりと転換された年でありました。不謹慎ではありますが、コロナのおかげで、来る年は新しい動きがありそうかなぁ~と期待しています。

外食は、そのもっとも大事な要素である、食卓を囲んでのコミュニケーションが否定され、店内飲食よりもテイクアウトやデリバリーの需要が伸びました。接客、お店の雰囲気より、商品一本勝負! 従来のようにお店に行って食べるにしても、感染予防や周囲の目に気遣って、わざわざ行くのですから、美味しいか、コスパがいいか、、商品力が問われました。

一方、中食(惣菜)は、コロナ前まで、個食の需要の高まりを受け、スーパーマーケットの稼ぎ頭とも言われていましたが、ステイホーム要請を受け、家族で食卓を囲むことが増え、個食需要がダウンし、コンビニでは弁当惣菜の売上は減っています。スーパーマーケットの売上は伸びましたが、買い物の頻度が減り、日持ちの短い惣菜は、以前ほど売れなくなってしまいました。また、ブッフェスタイルの惣菜も、衛生の観点から、その売り方を余儀なく変えることをされており、売り場の鮮度感が失われてしまいました。

 外食業界・中食業界では、このままではあかんと、ボーダーレスとかなんとか言われてますが、どちらも目指すところは、やはり商品力の強化。この間、商品力が確かなマクドナルドやKFCは、しっかり稼いでおり、その実力ぶりを見せつけられました。何と言っても、スピード提供できるしくみに改めて感心するばかりです。先日、日系バーガーチェーン、おもむろに食べたくなり、Mチーズバーガーのテイクアウトを頼んだところ、他にお客さんいない、従業員もたくさんいるという状態にもかかわら、提供まで10分、そしてぬるい! 色々事情はあると思いますが、これでは、外資チェーンに負けるわけです。テイクアウトが増えたこの状況で、本気でオペレーションの見直しに取り組まないと、先はないですね。

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<<ロイヤルは、この作戦。座って食べれば千円越えのカレーが、500円で食べられる(ご飯はなし)のも魅力>>

 外食にしても、中食にしても、食卓へ届くことで食べてもらう機会を増やそうと、冷凍化や容器包装の工夫で、保存期間を延ばし、食品として、流通させることを始めているところもあります。オンライン注文と宅配システムのおかげで、全国どこへでも届けることは可能。ある意味、市場が広がったとも言えます。しかし、目の前のお客様が求めているものは、何か。タイトルに書いた通り、「外食アツアツ、中食できたて」がそれぞれの身上なのです。最後に、福岡の天ぷら屋さん、「ひらお」にいってみましたが、素晴らしい!ぜひ、みなさん、訪問してみてください。

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<<ひらおさんのオペレーションすごい!です。>>


この記事の執筆者:
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道畑富美
外食は熱々、中食は出来立て
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