可愛い屋根の原宿駅がモダンになって、駅前も再開発されてWITH HARAJUKUという商業施設となり、6月にオープン。開業前から、郊外型大型店舗のIKEAがテナントとして入るとのことで、気になっていました。今更、やっと行ってみました。
おなじみイケアのモデルルームは、いくつか店内にあるだけで、雑貨が中心です。1階、2階の二層になっていて、原宿駅側の入り口にはテイクアウト専用のカフェ、冷凍パンを焼いていて、シナモンの北欧らしい香り(どんな香り?)に誘われます。2階はカフェテリアですが、ラップロールなどスナック系も加わり、狭いスペースながら着席して食事もできます。
おもしろいなあと思ったのが、お菓子などスナックもありますが、冷凍食品のケースをあちこちにおいてあること。食器とミートボール、調理器具とサーモンボールなど、今までにない売り場。確かにスーパーマーケットでも、刺身売り場にわさびおろし器など置いているところもありますが、これほど大胆に雑貨と食品が組み合わせられているのは珍しい。さすがイケア!
これらの食品があまり売れているとは言えませんが、こういう売り方ってあるなあと妙に感心しました。ニトリでやっても、あまり絵にならないかな。
将来、家庭でがっつり調理する機会も減っていく、米国西海岸では家賃が高すぎて、キッチンのスペースももったいないからキッチンがないというアパートも多いと聞きました。
マンションには対面型のシステムキッチンも、家族が少なくなれば、あまり必要もなくなっていきます。エンジニアで食文化の研究者でもある徐航明さんが、日経クロステック(一部有料記事です)に面白いことを書いています。キッチンは、機能により分かれて、Smart、Social、Studioと、小さく機能的なキッチン、人や社会とつながるためのキッチン、そして見せる、バエるキッチンと。
スウェーデンのIKEA本社の近くに、IKEA MUSEUMがあります。60年代からの人々の暮らし、家をと時代ごとに展示しあり、めちゃくちゃおもしろいところですが、今後、家やキッチンはどう変わっていくでしょうね。
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