緊急事態宣言も5月末には、残る大都市圏も解除されそうな雰囲気になってきました。
季節も変わり、夏の衣料や寝具などが欲しいなあというタイミング。営業を再開した商業施設にどっと人が押し寄せそうな雰囲気ですが、2カ月ほど人を遠ざける習慣がついてしまうと、密集したところに出かけるのも二の足を踏んでしまいます。
衣食住、なんといっても、毎日、3食の用意と片付けをしてきた主婦、ましてや就学児童が家にいらっしゃるお母さんは、気が狂いそうになるのではとお察しします。「やっぱり男はアカン」と、チャットで友人と盛り上がっているのは、私だけですか。これはさておき。
これから気温も上昇してくると、調理するのもおっくうになります。惣菜への需要は高まるはずですが、意外と伸びてないようです。
(スーパーもコンビニも惣菜は売れてない)
この自粛期間、家庭で調理する機会は圧倒的に増えました。スーパーマーケットは好調で、既存店前年比1割くらいアップしているチェーンが多いですね。買い物の頻度が減っていますが、客数、客単価、購入点数ともに伸びています。
食品の中でも、調味料、冷凍食品、インスタント食品が特に伸びているようで、家庭で調理する機会が増えていることはもちろんですが、長期保存でき、簡便に食することができることがこれらのカテゴリーが選ばれる理由です。
そんな中で惣菜は苦戦。ほかの食品ほど売れていないようです。
一方 コンビニエンスストアは、オフィス立地は厳しい状況が響いてか、かなり売上はダウン。また米飯、パン、惣菜など、日持ちのしないものは、思うように売れないようです。セブンイレブンベンダー大手、わらべや日洋では、2020年2月決算にて、来期予算では、減収減益と、新型コロナの影響を織り込んでいます。
(米国でも家庭調理、ファミリーが見直される)
FMI(Food Marketing Institute)の調査によると、米国でも多くの消費者が、家庭調理を見直しています。家族が増えてあるいは食べる機会が増えて、より多く(家族のための)料理するというのが41%の割合でおり、また、前もって計画を立てて買い物をする、新しい献立を考える。76%の人が、買い物の仕方、調理のしかた、食べ方を変えたと答えています。そして健康であり、もちろん価格にも気を遣うようになり、できるだけ食材を使い切り廃棄をなくすことを心掛けたとあります。
日本でも、同様に家族の食事が見直され、人数集まっての調理であれば、惣菜より経済的。また毎日連続した食事が続くわけですから、食べ残しは次の食事で食べればいい。こういう循環ができると、惣菜のはいっていくすきがないのかもしれません。
日本スーパーマーケット協会が4月中旬に行った「新型コロナウイルス感染拡大の買物行動への影響」消費者調査では、買い物の時間が夜から昼へとシフトしたという報告があります。惣菜を購入する時間にスーパーに行ってない、あるいは、夜(夕食時)に惣菜を買いに行ってもスーパーに売ってないとも言えるかもしれません。
情報が整理しきれず、ブログでは、ここまでで失礼して、あとは、まとめて、日本惣菜協会のjmニュースに書くことにします。