新型ウィルスの影響で、京都の観光地はガラガラです。祇園界隈は、写真撮影に罰金など過剰な観光客対策が出されるほどだったのに、ほぼ誰も歩いていません。中国人観光客だけでなく、他国からの観光客、日本人も人混みを避けているのでしょう。
<<2月7日お昼時ですよ~の祇園>>
東京浅草で行列のできるハラルラーメンの成田屋さん、京都にも出店しておられますが、いつもは並んでいるのに、並んでない。マレーシア人もインドネシア人もおらんのか~という感じです。一日も早い収束を願います。こうなってみるとインバウンド対応・外国人対応もあまりにあまりに画一的であったなあと思います。日経新聞の2月7日の記事を見ても、多国籍に対応しているところは、打撃は少ないようです。といっても、日本も感染者数が増えると、まだこれからどうなるかわかりません。
<<店で製麺しているハラル成田屋さん>>
話は今年の正月明けに戻りますが、成田の早朝便に乗るため成田駅前で宿泊しました。イオンモールのフードコートにハラルのインド料理店があるというので、見に行ってみました。ラーメン、たこ焼き、うどん、どんぶりなどのメニューに、異色に光る、インド料理屋さん、私の大好きなドーサ(豆の粉のクレープ)があるではないですか!迷わず、ドーサセット!
店頭には、ハラルマークも注文を受けてから作ってくれるドーサは、パリパリうまい!こうやって日本のフードコートでも、ハラル印のブースがあるのは素晴らしい進歩。このイオンモール、成田空港のトランジット客も多いのか、トリップアドバイザーマークが掲げてあるのですが、それ以上に、近隣に在住する外国人の利用も多いように感じます。
フードコートの客席に座っている人を見ると、ベトナム人らしきグループ、中国人らしきグループなど、実に多国籍で、学生、あるいは働いてこの近辺に住んでいる人たちのようです。年代も若く、仏頂面したサラリーマンがうごめく東京より活気あるなあと、東京や大阪の都心ではなく、地方都市には、こういった動きも出てきているのではないのかなと思います。
成田が特別なのかもしれませんが、お上の政策よりもまえに、あちこちの国から人たちが集まり、観光ではなく、働き暮らす、あるいは家族も形成する町がもうすでにいくつかあるのではないかと思います。地方都市の活性化は、若い外国人の定住に活路を求めざるを得ないように思います。飲食店も、ただ観光客向けではなく、多国籍、定住者向けの対応も必要になってくるのではないかなあと思います。