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post by Fumi Michihata
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新・三種の神器は、電子レンジ・ケトル・IH 

2019年12月31日 00:08 - Miki Michihata
2019年は、前回の「味覚が変わる」に続き、「調理が変わる」で締めくくります。訳あって、都内のゲストハウスに5連泊しました。ほぼ外国人が占め、1階のロビーには、どこの国から来ているかを示す掲示があり、最も多いのがアメリカからの観光客、つづいてドイツ人、そしてアジアからは、台湾、香港からと続きます。二段ベッドシェアルームに、シャワー・トイレは共有。そして、流しと電子レンジ、湯沸かしポットのミニキッチンとコインランドリー2台が使えるようになっています。ある一夜、洗濯をしながらパソコンをたたいていたら、宿泊客が何名か食事をつくりにやってきました。ちょっとお邪魔だなあと思いながらも、何をつくるのか興味津々。見るとはなしに見ていると、おもしろい光景が繰り広げられました。一人は、レンジでパスタを茹で、レトルトソースといっしょに、ある人は、コンビニサラダとパック入りの豆腐、そして納豆、、ごはんなし。もっと見ていたいけど、外食する人も多いでしょうし、そこまで。。

 この話を、一人暮らし30代男性にすると、「そうです。今や、新・三種の神器は、レンジ・ケトルそして、まああってIHである」と。だいたい、この3つとコンビニ食の組み割合わせで、なんでもできてしまうというのです。ひとりぐらしの若者はじめ、単身赴任の男性などには、確かに、ガス台と鍋なんかいらないわね~、また、最近は容器のままで食べられる冷凍食品もあるし、、ほんと、調理しないし、食器も要らないのかもしれません。

 私の学生時代は、たいてい小さい炊飯器と鍋があって、ご飯を炊けばなんとかなる、あるいは、インスタント麺や鍋をやればなんとなる、、とう食事だったように思い出しますが、すっかり調理のやり方も変わってしまったのだなあと、、感慨深く思いました。

2020年というと大台に乗るような感じがして、中食(弁当・惣菜)の食べ方も買われ方ももっと劇的な変化が繰り広げられるのだろうなぁという気がしています。さあ、どんな年になるのでしょう。皆様にとって、佳い年となりますようにお祈りしまして、今年もこのブログにお立ち寄りくださりありがとうございました。来る年も、どうぞよろしくお願いいたします。

この記事の執筆者:
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道畑富美
新・三種の神器は、電子レンジ・ケトル・IH 
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