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post by Fumi Michihata
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エコでない食品ビジネスはビジネスにあらず!100周年ANUGAに参加して 

2019年10月22日 11:34 - Miki Michihata
 ドイツのスーパーに行くと、環境問題を身近に感じます。レジ袋は有料(すでにEUでは、有料あるいは課税されています。)、ペットボトルやガラス瓶は店頭で回収されデポジットが返金されるしくみなど、、また、BIO(オーガニックの食品や化粧品などを扱う)スーパーが、例えばALNATURA、BIO COMPANYなど百数店も展開しており、ALDI、LIDLなどのハードディスカウンターと呼ばれる超激安チェーンにもBIO商品、あるいは最近ではVEGAN商品がならんでいます。VEGAN(ビーガン)とは、動物性のもの摂取しない食嗜好のことを言いますが、決して、VEGANの人が増えているのではなく、多くの人がフレキシタリアンと呼ばれる肉食も菜食も柔軟に選択する嗜好、つまりなんでも食べる嗜好の人たちが、時にVEGAN食品を食べることが増えているのでしょう。
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<<ボトルのデポジットが返ってくるマシンが、店頭、店内に必ずある。ベルリン駅内のREWE CITY>>

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<<ウィーンMERCURにて、全部植物性お肉>>


 さて、世界最大級の食品見本市、ANUGA報告。今年で100年目の開催だそうで、そんな昔から現在に至るまで継続しているとは、ドイツはじめ欧州の食品加工の技術には敬服するよりほかありません。今年度は、「環境、気候変動」がメインのキーワード。
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<<未来の食を低減するHORIZON2050では、畜産産業がいかに環境に悪影響を及ぼすかを掲示。今まで好んで食べてたくせに、、>>

豆、培養肉、昆虫など代替プロテインの展示は多く、TYSON、CP、WIESENHOFなど、巨大食肉企業がこぞって、代替食肉を喧伝していました。もはや畜産や肉を売ることは、ちょっと恥ずかしい。「毎日でもステーキ食べたい」セクシー環境大臣発言は、今の欧州では、炎上ワードです。エコでないビジネスは、ビジネスでないという雰囲気になっています。とはいっても、街を歩けば、ソーセージとハムだらけのドイツの街ですけどね。
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<<大手食肉企業がBEYOND MEATをプレゼン、黄色のボトルは植物玉子、JUSTEGG 日本人技術者も参画してます。>>

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<<フランクフルト市内で一番という食肉屋さん、種類の豊富さに加工技術の歴史と文化を感じます。おいしかった!>>


 そこまで環境持続性実現のために過激にならずとも、やはり冷凍、あるいは不活性ガスパックなど、温度と酸素制御によりロングライフ化の流れはとどまりません。我らの周りでも、コンビニの棚を見れば、一目瞭然。冷凍食品の品揃えとチルド弁当・惣菜(ファミマのお母さん食堂)が幅を利かせています。

 マーケティング会社のINNOVA MARKETINGによるパッケージデザインの傾向もおもしろかったので載せておきます。ぺちゃんこのワインボトルいいですね。爽健美茶のペットボトル、あれよかったのに。

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1.Nature's Appeal(ナチュラル感をアピール)
2.Holographic Halo (ホログラフィーをつかったもの)
3.Pastel Persuading (パステル調のデザイン)
4.Seeing is Believing (見えることが信じること、中身がみえるもの)
5.Recyclable by Design(デザインによりリサイクル性を高めた)
6.Circle of Life (パッケージ材料が最後どうなるかを説明する責任、例えば生分解性素材など)
7.Open Sesame (デザイン性ある開封の仕方)
8、Bold Minimalizaiton (大胆なミニマル(最小限、簡素))

欧米、アジアも含め、世界共通のトレンドですね。詳しくは、食品商業12月号(11月15日発売予定)にも書いています。そして今年の欧米視察レポートもAMAZON KINDLEで出版の予定です。

この記事の執筆者:
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道畑富美
エコでない食品ビジネスはビジネスにあらず!100周年ANUGAに参加して 
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