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post by Fumi Michihata
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北海道民の地元密着型セコマは、顧客満足度一位

2019年7月15日 21:27 - Miki Michihata
函館に行ってきました。台湾、中国からの観光客が多いですね。賑やかな観光スポットをはずれると人は歩いてない、めちゃくちゃ静かです。観光栄えても、観光客をもてなす人たちがどんどん高齢化しているような印象を受けました。

さて、小売業で行くと、北海道には、地域密着型チェーン店が健闘しています。なんといっても、セイコーマートです。地元民からセコマと呼ばれ、先日日本生産性本部による顧客満足度指数、コンビニ部門で1位、大手コンビニチェーンをおさえて、2015年来4年連続1位を躍進中です。最近は、埼玉、茨城など首都圏にも出店していますが、道内に1,200近くの店舗を展開しています。
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<<簡易のトップシール包材で、110円から品ぞろえ豊富の惣菜が人気>>

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<<作りたてのお弁当や惣菜、おむすびがでます。HOT CHEF 思い出したのがアリババ上海実験店、こんな店ありました。真似したんでしょうね。>>

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<<PB冷凍食品もいい感じです。お客様モニター9割がおいしいと評価したとPOPがあります>>

 セコマで有名なのは、100円惣菜、手ごろな価格なので、いろいろな種類が変えます。家族で食べるのか、あれこれと買っている女性も見かけます。トップシールを貼った簡易包装で、ベンダー工場で製造されたものですが、Hot Chefという店内調理の惣菜やお弁当もあって、温かいものが食べられます。ほかにパンやスイート、調理パンなど、地元食材を使用した地元密着メニューが並びます
 なんといっても、道内にある179市町村にほぼ存在するらしく、離島にまで出店しています。24時間営業でない店もあり、地域にマッチし、無理ない運営をしています。
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<<中身が見えずすみません。売れ筋一位、チャイニーズチキンバーガーとオリジナルフレンチフライのセット>>

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<<函館から出ずに17店舗 驀進中!>>

函館のラッキーピエロは、函館民のアイドル的存在、人口26万人しかいない函館から外へ出て出店しないという方針だそうです。できるだけ北海道の食材を使い、ユニークなものが多いです。一番の売れ筋は、チャイニーズチキンバーガー、エッグバーガー、チキンカレーが続きますが、温かみのある商品と店の雰囲気がなんともいいです。観光スポット近くは、ほぼ中国、台湾からの観光客で占められていますが、よくぞ、人口が減っているア函館で17店舗をしているなあと感心します。そうそう、ラッキーピエロの本店の隣には、ハセガワストア(通称ハセスト)がありますが、注文を受けてから、炎を上げて焼き鳥を焼いてくれる焼き鳥弁当が有名です。持ち帰り・インストアキッチン焼き鳥&コンビニという、セイコーマートと提携しているそうですが、これまた北海道ならではの独特文化です。
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道内には、イオンやセブンイレブンもありますが、スーパーマーケットでは、ラルズ、アークス地域密着チェーンが力がありますね。そういえば、絶好調ニトリも札幌出身、安価な家具や雑貨で今やグローバル展開もしています。コープさっぽろもいい品揃え、店舗数は、108店舗、コープこうべを抜いて、全国一位の事業規模です。
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<<青果物は、北海道産の野菜や果物が迫力ある品揃え、夕張メロンも向こうに見えてます。>>

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<<売れ筋ナンバーワン、ポテトサラダは、北海道産じゃがいもを使っててづくり>>

北海道は、開拓民のフロンティア精神が根付き、会費制結婚式に見られるような古い習慣にとらわれなないおおらかさがありますね。地元愛が強いことも、遠くて全国チェーンがなかなか行けない地理的な要素もあるのかもしれませんが、地元チェーンは、地元民に愛されていますね。なんといっても、素材の良さもあるかもしれませんが、今回はあまり時間がありませんでしたが、次回はゆっくり北海道惣菜を食べつくしたいと思います。

この記事の執筆者:
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道畑富美
北海道民の地元密着型セコマは、顧客満足度一位
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