AmazonGo、Amazon Book、Amazon Freshに続く、Amazonのリアル新業態「Amazon 4-Star」が、ニューヨークSOHOに、9月下旬、オープンしています。Amazonのレビューで四つ星以上の評価や人気急上昇中の商品を集めて、リアルに触れてね、買ってね、というコンセプト。渋谷駅にあった、ベストセラーアイテムだけを扱うRankin' Rankin'みたいな店かな~と見に行ってみました。
100坪ほどの店内は、雑然とした印象です。アマゾンkindleやechoなど独自商品はじめ、本、家電、また子供向けの商品が所狭しと並んでいて、ガラクタっぽい雰囲気、ほんまに四つ星かいなあ~??と首をひねりながら、、ドンキホーテまではいかないものの、何を売ってるのかわかりづらい陳列ぶり。同社ブログによれば、このAmazon 4-STARを「評価の高い商品を 来店客に新たな商品の発見の場」と位置付けています。個人的には、レシピブックと調理家電の組合せや子供の成長ごとに合わせた本、おもちゃ、子供用品の提案はおもしろいな、と思いました。もちろんその場でも実物を購入できますし、オンラインで購入し自宅などに届けてもらうことも可能です。プライムメンバーの優待はもちろんですが、、正直、こんな店必要なんかな?と感じます。AmazonGoのようなしかけがあるわけでもなく、レジは有人です。Amazon Bookも、ベストセラー本とKindleが置いてあるだけでつまらないしなあと。。すでに、このSOHOの店に続き、コロラド、カルフォルニアと3店が開業しており、何らかの目的があるのでしょう。が、私には、よくわからない店でした。
<<調理家電好きには、たまらない。レシピも組み合わせて買いたくなれば、店頭のキンドルで買えばいい>>
<<ベビーから小学生まで、年齢に応じて提案されるおもちゃや本やいろいろ>>
<<ニューヨーク市近辺での売れ筋商品も>>
ただ、こういうSOHOのど真ん中や有力ショッピングモールの一等地を確保することは、将来的にイロイロ意味はあるのだろうなあと思います。460店舗を買収したWhole Foods Marketも、また意味不明になりつつあります。Amazon買収前は、明確なメッセージ性があふれていて、高いと言われながらも心躍るものがありました。もちろん業績はよくなかったわけですが、、今では、もっと荒れた感じになっています。PRIME Memberの青いロゴがあふれ、365という、チョイ安めのセカンドラインの商品が積まれなんじゃこれ?昔を懐かしむジジイのようですが、食料品店としたら魅力なくなったなあと感じます。やっぱり、amazonもおもしろくなくなったリアルのモールや百貨店と同じ。これを買って、、これを買って楽しんで、、という提案がないのです。
<<ボストン郊外のWhole Foods Marketの店頭に山積みされた365(同社のセカンドライン)商品、ディスカウントストアか!?>>
SOHOの一等立地、有料モールのいい場所、そして、Whole Foods Marketに買い物に行くような経済的に余裕ある層が住む地区のいい立地、、インターネット上では、絶対権力のある王様、Amazonは、リアル一等地でなにをしていくんでしょうね。