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post by Fumi Michihata
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アメリカの小売業おさらい

2018年11月 3日 23:31 - Miki Michihata
来週11月6日には、米国で中間選挙の投開票が予定されています。ちょうどボストンに行っていますので、どんな雰囲気かなあと楽しみです。今回は、ある業界団体の視察研修のコーディネーター役でスーパーマーケットや外食店を案内するので、小売業に関するアンチョコをこのブログにはっておきます。

まず米国の人口、約3億2900万人。8秒間に一人生まれ、12秒間に一人亡くなる。移民は、29秒に一人入国する、つまり、13秒に一人人口が増えている状況です。この数字は、統計局によるUSセンサスで見ることができます。
米国は人口ボーナス状態が続いていいて、小売市場は、オンライン・オフラインの競争はありますが、伸びています。という感じ。2017年市場規模(US Census Bureauより)
米国の小売業(車関係・ガソリン売上のぞく)  4兆1,002億ドル
   食品小売業(飲料含む)  7,189億ドル
         フードサービス(外食)  6,766億ドル
   百貨店(GMS)      6,920億ドル
ちなみに日本の小売市場は、142兆5億円で、人口オーナス状態ながら、前年3%の伸びです。百貨店6兆5千億、スーパー13兆(うち、食品9兆6,440億円)、コンビニ11兆7,50億円です。(経済産業省経済解析室

興味深いのは、日本の食品の小売売上において、最も食品カテゴリーが伸びている業態がドラッグストアで、前年比8.4%のアップ。アメリカでも、ドラッグストアの最大手Walgreen(英国のbootsと一緒になったWalgreen Boots Allianceとなっています)は、米国内売上は昨年より、12.7%伸びて、984億$と年次報告がでています。Walgreenも大きな店は、サラダや寿司も売っており(薬局ながらアルコールを売っているも店あります)、そして、時には、デリ&カフェが併設されています。
このように、異業種からの食品や惣菜分野への参入、また、amazonの登場と既存小売業態のオンラインショッピング化などが、どのようになっていくか、ますます混沌、競争は激化していくものと思います。

walgreen_AFC_sushi.JPG
<<Walgreenの店頭で。AFCという寿司のブランドは、先日ゼンショーホールディングスが買収しましたね。>>


最後に、Supermarket Newsという専門誌が、「消費者の好きなスーパーマーケットベスト20」を発表しています。オンライン化が進むと、店舗の機能は、どうなっていくのでしょうね。
全米消費者が好きなスーパーマーケット(Supermarket News 2018.6.25号) <18歳~65歳の消費者12,892人への調査結果>

 1.Wegman         98店 
 2.Publix        1,231店
 3.TraderJoe's               474店 Aldi傘下
 4.Aldi         1,800店(同社10月16日リリースより)   
 5.H.E.B         340店 
 6.Fry's          50店(同社HPより)Kroger傘下
 7.WinCo Food       107店
 8.Costco                        520店 
 9.Harry's Teeter      245店Kroger傘下
10.Sam's Club       597店
11.Whole Foods Market     479店
12.Hy Vee         245店
13.Kroger            2,769店
14.Food Lion                         1,116店  Ahold 傘下
15.ShopRite                             270店
16.Meijer          424店
17.Win Dixie                             495店
18.Target         1,822店
19.Stop&Shop       414店 Ahold 傘下
20.Giant Food       164店 Ahold 傘下
                  (但し書きないものは、Wikipediaより転載)
 



この記事の執筆者:
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道畑富美
アメリカの小売業おさらい
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