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post by Fumi Michihata
report

若い人たちに知ってもらい価値を高めてもらう C Channel森川亮社長

2018年4月23日 20:00 - Miki Michihata
 明治大学経営学部大石芳裕先生のグローバルマーケティング研究会で、C Channel 森川亮社長の講演を伺いました。ハッと気づかされることが盛りだくさんで、記しておきます。

若者から中高年まで広い世代にわたり使われているLINEの産みの親でもある森川社長、C Channelで進める事業は、グローバルな動画メディアの構築とそこから派生する動画コマース。もはや、スタート時点から、インターネットゆえ国境なくグローバル、アジアを中心にマーケティングされています。

その対象は、ミレニアルズ世代、そして女性と的を絞っている様が、潔く男前なところ。
クリッパーと呼ばれるインフルエンサー役の女性たちが自ら撮った動画が、C Channel のインターネットメディア事業の要です。顧客層の気持ちと行動を徹底して分析して、事業を考えているというお話でしたが、印象的だったのは「今の時代は、情報はもう不要。いかに減らしていくかが課題となっている」と。確かに、snapchatやinstagramにあるような消えものがよいと。残すものは見てもらうために気合入れたもの、消えものは気楽にアップできるのだとか。ほかにも、いくつか、笑いと驚きの声が聞かれたのは
・動画は1分で。でも、多くが「見たいところだけ」「早送りで」という見られ方である。
・タレントや美人はだめ。企業の広告のにおいが少しでもしたら拒否される。
・企業のキャッチ―なコピーは、自慢にしか聞こえない。人の自慢は聞きたくない、等々。

 森川社長自身、夜も寝られないほど"勉強"していると話されていましたが、顧客層の気持ちや行動についての鋭い洞察に驚かされます。その洞察の方法は、という質問には、とことん女性たちの話を聞くこと、そして文献をたくさん読むこととの答えでした。このあたりは、今までの経験とご自身の感性が関わる部分が大きいのではないかと、すこし、アナログで人間チックな話も聞けて、ホッとしながらお話を伺っておりました。
 
 モノの売れない時代。多くの企業が「金持ち、時持ちの年配者」をアテにするばかり。ではなく、「未来をになう若い人達に価値を知ってもらって、価値を高めてもらうことが大事」という言葉には、ハッとさせられました。

 私自身、映像でマーケティングというと、もう年齢的にしんどいなぁとも思っていましたが、このテの話を聞くと、やっぱりおもしろい。もうちょっとこの方向にも頑張ってみようかと励まされました。私事ながら、昨年11月に、日本食糧新聞社のインタビューに答えて、ミレニアルズ世代についてコメントしています。、こちらです。
 「新潮流クリーンラベル(上)米欧で市場急成長 食のカウンターカルチャーか」 日本食糧新聞 2017年11月27日
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<<スウェーデン、マルメの学生たち。なんとなく私たちの学生時代と変わらないけど、デジタルネイティブですもんね。違うわ!>>
この記事の執筆者:
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道畑富美
若い人たちに知ってもらい価値を高めてもらう C Channel森川亮社長
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