デンマークといえば、アンデルセン、人魚姫の像が有名ですが、なんと、男性の人魚像があるのです。コペンハーゲンの郊外、シェークスピアのハムレットの舞台になったといクロンボー城のあるエルシンゴー(ゴーは、のどの奥からオーって発音です)という町で遭遇しました。間近に見えるスウェーデンとの間のフェリーが行ったり来たりする港で、マーメイドならぬマーマンjは、裸で人形姫と同様のポーズを取っています。調べてみると、北欧の二人のアーチストが制作したもので、「性別は関係ないやん」というメッセージでしょうか。いくつか記事がありますので、探してみてください。
(トイレは男女一緒が普通)
「性別は関係ない」というのが徹底しています。デパートのトイレで、トイレは、男女とも同じように使えるようになっていました。だから、トイレを待つにも男女交じって並んでいるのです。駅や空港は、別れていますが、日本の百貨店だったら、卒倒ものです。 また野外イベントも同様。男女共用個室型に加え、男子開放型(これは遺伝的生理的に女性には無理ありますが、、、可能な方もおられるかもしれません)、写真を撮るのははばかられたのですが、男性が立って用を足すようになった、なにも仕切りもない、いわゆる「あさがお」を4,5つほど置いた簡易なものも目撃しました。
<<百貨店のトイレ、全部男女共用で車いす対応>>
昔、障がいのある人もみな同じ環境で、という意味のノーマライゼーションという言葉がよく聞かれました。この言葉は、デンマークのバンク・ミケルセンという、知的障がいを持つ子どもたちのために尽力した人が唱えたことだそうです。彼のおかげで、1959年に知的障がい福祉法」という法律ができたのだそうです。
オーフスというデンマーク第二の都市にあるデパートの屋上、ゆったりくつろげるカフェやスペースができています。階段型のステージもあるのに、、どこまでの車いすでいける設計です。ただ、こういうハードだけでなく、人が声かけあって助け合うという場面も多く、合理的にできています。
<<オーフスのSallingという百貨店の屋上は、地域の憩いの場になっている、最近できたばかりだそうです>>
(モバイルペイが当たり前)
もうひとつは、モバイルによる決済が一般化していること。北欧は、公衆トイレでもクレジットカード決済ができて、キャッシュレスが当たり前になっています。デンマーク第2の都市オーフスで開かれたいフードフェスティバルという野外イベントでは、皆モバイル決済が通常です。そして、この街でフリーマーケットに行く機会がありましたが、支払う方も受け取る方もモバイルで決済が普通のようでした。私くらいの歳かっこうの女性も当然、、という感じでびっくりでした。
絶賛!するわけでありませんが、とにかく合理的で、皆権利もあるが、責任をしっかりもってる。日本の行政や企業が、男女なんとかという言葉を聞く度に、がっくりと。そういえば、駅のホームにある女性専用車の表示見て、海外からの旅行者が「なんでや?」と、日本人の友人に突っ込みを入れているところを見ましたが、日本は、というより東京は、へんなところでありますね。