ヘルシンキの街を歩いていると、モンゴルあたりのアジアっぽい顔つきの人も多く、なんとなく親近感を覚えます。北欧とひとつに括られることが多いですが、スカンジナビア三国とは言葉も異なり、ユーラシア大陸からの血が濃いのではないかと思います。スウェーデンとロシアに侵略された歴史もあり、町並みは、ロシアの重厚と、ヨーロッパの雰囲気を混ぜたような感じがおもしろいです。
<<街を歩いていて、子供が多い印象>>
日本が今抱えている問題、働き方改革、女性の社会進出支援や子供の教育などで、先を行っていると、フィンランドは、最近よく注目を浴びています。小学校にはテストや宿題がない、にもかかわらず、OECDによる学力調査では、学力は世界一!とか、女性がバリバリ進出している、政治の世界でも半分くらいが女性議員であるなど、、、最先端の国と言われてますが、そんなにキリキリした感じはしない街でした。(といってもフィンランド人の友人がいる訳でもなく半日歩いただけですが、、)
人口550万人、ヘルシンキの空港は人が少ないし、電車も混んでいる訳でない、、それから、皆静か。なんかのんびりしながら、やることやってるのか〜と印象でした。せかせかしてない感じです。
食文化も、寒いから、ライ麦、じゃがいも、そして海のものに山のもの、熊肉、となかいいの肉も売られています。また、ちょうど夏は、ベリ−類の季節で、さまざまな種類の物が売られていました。保存したり、また肉と合わせるソースにしたりします。独特の食文化が形成されてますね。
スーパーマーケットの分野では、大きなチェーンは、AlepaやRKioskを運営するSグループと、K-supermarket等を運営するKeskoグループがほぼシェアを握っているようです。ヘルシンキ市内の店を見ただけなので、なんともコメントできません。そして、ドイツからLidlが出店しており、60店舗ほどあるようですウェブサイトもおしゃれで、若い女性客向けになっています。
働く女性が多いせいか、スーパーマーケットの売り場は、レディミール(惣菜)が多くを占めています。デパートのStockmannでは、入り口からいきなり、To GO、テイクアウトのデリを売る一画があります。伊勢丹の1階入り口に惣菜売り場があるような感じです。
働く女性も多いけど、子供も多い印象を受けました。子供は一人でなく、二人、三人と連れているお母さん、お父さんを見かけました。これは、スカンジナビア三国にも言えることですが、いずれの国も大学まで学費、医療費無料というのは、子を産み育てるということにはプラスに働きます。
*)ちょうどガーディアン8月22日付け、英国スーパーマーケットランキングで、Lidl がウェイトローズの売上げを抜いたとの記事がありました。