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post by Fumi Michihata
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九龍城伝説は、今も健在。カオスな香港で空中ラーメンを食す。

2016年3月13日 15:20 - Miki Michihata
 英国エコノミスト誌から毎年発表される生活費の高い都市ランキング、今年度はヨーロッパの都市を押さえてシンガポールが1位、アジアの都市では、香港が続きます。かつてランキングの栄光に輝いたこともある東京は全く相手にされておりませんが、、

なんといっても、家賃が高いことが生活費を引き上げる主要な要因ですが、シンガポールも香港も狭い面積に多くの人が住んでいるわけですから、自ずと地代は上がります。香港の九龍地区は、1㎢あたり5万人以上が住んでいるとも言われ、世界最大級の人口過密地域。聞いてみると中心地区では、商業施設のテナント料は、売上の30~40%は当たり前、一坪ウン十万円というのもざらにあるそうです。
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<<日曜日の旺角は、歩行者天国になりますが、賑やか!  2階にあるピザハットに注目!>>
 
 大家絶対君主制みたいな香港では、大家さんの一言で、明日からでも家賃上げてね、なんてことは日常茶飯事。なんと、店子は大家へ売上の報告をする必要があるらしく、店子の懐具合を大家がしっかり把握しているそうで、「こいつ儲かっとんな。もっと家賃もらってもエエやろ。ほな来月から上げたろ。」なんてことが当たり前に繰り広げられているそうです。
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 ですから、1階の路面に出せるのは、単価の高い宝飾店か欧州の一流ブランドくらいのものです。繁華街は、ちょうど春節後だったせいか、ショーウィンドーは、きんきら金、金、金で埋め尽くされていました。中国への返還後、大陸からどんどんやってくる観光客を含めた中国人がお客様なのでしょうが、ただ、ここのところの中国の景気ダウンのおかげで、どこも売上は、二桁ベースで落ちているとのこと。それでも、人の数は圧倒的、朝から夜中まで、とにかく人が多い。なんでもたくさん売れるだろうなあ~という印象です。

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<<旺角のオーガニックストアで日本の果物やお芋は普通に売られています。>>

日本のものも売れているでしょうか。日本の百貨店(もう一つしか残ってない)では、南部鉄器の茶器が中国人観光客を中心にえらい勢いで売れているのだそうです。日本から輸入されるものには、基本的には関税がかからないので、それほど高いものにはなりません。輸入品には、運賃が上乗せされるだけで、食品でも加工品は、日本の価格の1.5倍。空輸で運ぶ生鮮品は、2倍くらいの値段でしょうか。他のアジア地域に比べれば、近くて関税内、日本のものは、可能性あるようです。が、英国の文化も根強く、ヨーロッパの方も向いている、タイや台湾のようにそれほど親日というわけではありません。
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<<地元ドラッグストア店頭には、必ずフルグラが並んでいます。ヘルシーなんかな>>

日本からの輸入品と言えば、カルビーのフルグラが必ずドラッグストアの店前に積まれているのが目につきました。以前、赤ちゃん用の粉ミルクなどかなり輸出されたことがありましたが、かなりの日用品が香港に輸入され、それなりの市場を獲得しています。また、今後越境ECでどんどん流れてくる時代に移行していくものと思われます。

高い家賃の話に戻りますが、飲食店は、ピザハットなどの有力チェーンでもビルの2階以上に店舗があったりします。滞在2日間の間、2軒のバーへ行きましたが、ビルの上層階(決してかっこいい上層階という意味ではありません)。最後の夜は、ビルの中の広島つけ麺の店、ばくだん屋へ。いずれもオフィスビル(日本のようにかっこいいのではなく、あくまで雑居ビル)の中に。。香港と言えば、無法地帯の九龍城が映画やゲームのネタになっていますが、いまでも、この世界が繰り広げられておりました。香港おもしろい。でも、高い家賃を如何に制するか、、皆さん工夫を凝らしておられます。
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<<怪しいビルの中、広島つけ麺のばくだん屋さん、18時の開店と同時に満席!>>


この記事の執筆者:
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道畑富美
九龍城伝説は、今も健在。カオスな香港で空中ラーメンを食す。
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