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post by Fumi Michihata
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高級車と裸足の物売り子供たちが共存するプノンペン

2016年6月 3日 08:47 - Miki Michihata
  カンボジアは、ここ数年7%前後の成長が続いており、「アジアの新しい虎」とも称されるほど。チャイナプラスワン、あるいはタイプラスワンとしても注目されています。人口は1,500万人ほどですが、人口の43%が19歳以下という若者が極端に多い国です。ご承知の通り、ポルポトによる大量虐殺の凄惨な歴史があり、中年以上の男性が非常に少ない。したがって、なんと全世帯の67%が、女性の世帯主であることも注目すべきです。
central market in Phnom Penh.JPGのサムネイル画像
<<中心部にあるセントラルマーケットの真ん中は、宝石売り場。通貨より金品で、て感じでしょうか。>>

 日本からもタイとの国境近くに、電気部品など日本のメーカーもいくつか進出しています。ご承知の通り、プノンペンには、2014年6月にイオンのショッピングモールができ、昨年度は、1,500万人の集客があったそうです。(ちなみに、プノンペンの人口は、約200万人)2018年には2号店の開業が予定されているそうです。
 
 5月中旬、溶けそうな暑さのプノンペンをまる一日歩いてみました。気温35℃超え、歩けないので、正しくは、トゥクトゥクのおじさんに回ってもらいました。目指すは、イオンモール。土曜日なので、人がごった返しています。もちろん、ほとんどの人が、買い物しているわけではなく、涼みに来ているだけです。が、駐車場には、レクサス,ベンツ、BMWなどが並びます。吉野家、銀だこ(クロワッサンたい焼きは撤退中でした)、ビアードパパもありますが、高価なのでしょう、一部の層に限られると思いますが、スーパーの一角のフードコートはすごい人、特にパック握りずしには行列していました。1ケ0.5ドルくらいですが、カンボジアの最低賃金140ドルを思うと、えらい贅沢品です。
AEON_Phnom pehn_vegetable.JPG
<<イオンのスーパーには、こんなものも売られていますが、だれが買うんでしょうか??>>

 私も串焼きともち米を買ってみましたが、1ドル50セント!あほかいな。ドルとは、USドルのこと。リエルという自国通貨がありますが、ほぼUS ドルが通貨です。小さなおつりとかは、リエル。1ドル3000リエルくらいでしょうか。千円が30万リエル、ゼロがいっぱいつくので、しばらくついていけません。ドルで渡して、ドルとリエルでお釣りをくれる、カンボジアの人は、計算の天才ですね。
aeon_deli_phnom pehn.JPG
<<2ドルマイナス1ドル50セントは、1000リエル??>>

  冒頭にも書きましたが、子供の多いこと多いこと,2人か3人は生んでいますね。合計特殊出生率を調べると、世銀の2014年のものが、2.7人。でも、皆学校に行っているのかな、裸足でモノを売りにくる子供達もいっぱいいます。上述のように高級車もいっぱい走っており、持てるものとそうでないものの格差は、かなり大きいように感じます。大学や学校は目につくのですが、大学の進学率は、数%程度だそうで、今後、経済のみならず、教育の底上げが大事であるなあと思います。
Aeon mall in Cambodia.JPG
<<イオンモールの駐車場は、バイクであふれています。1台に4人家族、5人家族がデフォですね>>

aeon phnom penh parking.JPG
<<高級車があふれています。さらに駐車場増設中>>

データは、世界銀行のCambodia Report 2014より


この記事の執筆者:
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道畑富美
高級車と裸足の物売り子供たちが共存するプノンペン
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