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post by Miki Michihata
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「うまが合うか、合わへんか」が海外事業展開のパートナー選びのポイント

2015年12月30日 20:35 - Miki Michihata
先日、京都の老舗 お茶屋さんの海外展開についてのお話を伺う機会がありました。家業ともいうべきビジネスをいかにグローバル化するか、私自身も日本茶カフェをアジアでやりたい夢みたいな夢がありますので、興味津々で伺いました。
 創業よりおよそ三百年となる現在は、当主は6代目とのこと。海外向けのプロモーション映像を拝見しましたが、なんとも貴族みたいなお顔立ちと柔和な雰囲気。当主のもっとも重要な役割は、お茶を選び。銘柄ごとに、いかに配合するかを決めることだそうです。当主の好みが、まさに商品、ブランドです。

ご承知の通り、お茶の国内消費は、じわじわと減る一方。現在の市場は、出荷額ベースで3千億円ほどで、小売り市場は、その2倍から3倍程度となります。急須のない家もたくさんある現在、売上を伸ばしている企業は、おおよそ3つのタイプに分けられ、ペットボトル飲料、あるいはスイーツ事業に活路を見出したところ、そして、お茶をとことん極めているところです。

当然、お茶を極め、お茶の楽しみ方を提案していくこととしたこのお茶屋さんは、もちろん海外への展開を進めておられます。京都という場所柄、海外から来てくださるお客さんも順調に増え、また積極的に海外へのオンライン販売もされています。また、海外での店舗展開においては、現地パートナーを選んでいる最中とのことです。パートナー選びのもっともクリティカルな点はというと、「うまが合うかどうか」なんとも京都らしい言葉が返ってきました。うーーん、深い。
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               <<フランスのparaides tea ルクセンブルク店で>>

 このお茶屋さんは、抹茶の飲み方にもあまりうるさいこと言わず、ポットに入れてシェイクなどと外国人には伝えています。先のPVでも、なんと抹茶ラテみたいな飲み方も紹介されて、茶道の先生が見たら、眉をしかめそう、、、な自由で柔軟なお茶の楽しみ方を提案されています。自分の好みがブランドながら、それを押し付けるわけではない、形にはこだわらないけど、心が通じる、そんなパートナーを求めているのだとお話をされていて、

 わかるようなわからんような「うまが合う」ということ。異文化で伝えていく、普及していくとは、そんな、言葉や数字にできないものなのかもしれませんね。来年は、少しずつでも、海外マーケティングの仕事にかかわっていきたいと思っています。とても勉強になりました。ありがとうございました。
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<<内容とは別ですが、福岡八女のお茶屋さん 伝統重要文化建築としても価値あり>>



この記事の執筆者:
Foodbiz-net.com
道畑美希
「うまが合うか、合わへんか」が海外事業展開のパートナー選びのポイント
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