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post by Fumi Michihata
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ハノイは、クールジャパンより韓流優位

2017年12月10日 17:17 - Miki Michihata
 ハノイは、ベトナムの首都ながら、美しい街並みのホーチミンよりまだのどかな感じですが、確実に経済発展が進んでいます。バイクより車が増え、今後大きく発展が予想され、当然海外からの投資も活発です。そんな中で日本のプレゼンスがうすく、韓国からの投資が優勢であることが目に見えて明らかです。ハノイで最も高いビルは、72階建て、カンナムハイランドタワー、名前からわかるように韓国資本です。聞いてみると、韓国人10万人が在住の一方で、日本人の駐在者は、その10分の1、1万人ほどだそうです。数の問題ではないですが、日本人が経営する居酒屋で伺った話では、いらっしゃるお客様の中で、一番お金を使うのがベトナム人、次に韓国人、最もしぶちんは、日本人客とのことです。
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<<イオンモールの飲食フロアは、ホットポットフードコートと、レストラン街は韓国系で占められます。>>

(外食マーケット)
 人々の多くは、朝食昼食は、外食。皆、道ばたでフォーを食べたり、お茶を飲んだりして、ゆったり過ごしています。外資勢の外食も、KFCやピザハット、バーガーキング、スターバックスも進出しており、マクドナルド
が中心地ホアン・キエムに、11月に1号店がオープンばかりで若い人でにぎわっていました。また、韓国チェーンも優勢で、焼肉、しゃぶしゃぶなどのレストランが目につきます。韓国人が多いせいか、スーパーやコンビニにもキムチがかなりの品揃えです。
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<<ハノイ第一号マクドナルドは、バイクでいっぱい!>>


日本勢は、来年は一風堂も出店予定とか。ハノイの中心超一等地にはペッパーランチが開業に向け工事中です。
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一風堂の現地パートナーである、PIZZA4P'Sは、日本人経営のピザレストランで、かっこいい店舗で、ピザに使うモッツアレラチーズは、ベトナム中部のダラット製とのこと。野菜も自家農場で栽培する取り組みもされているようです。今後、
若い世代の日本人が、ハノイの外食マーケットで頑張ってくれることを期待しています。
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<<PIZZA 4P's は、東京にあってもかっこいい店>>


 ベトナムは、人口1億人弱、経済成長率6%、交通インフラもこれから整備されて行く計画もあるようです。ハノイの一人当たり可能性大ですが、日本の企業は腰が重い、内部留保を溜め込んで、、重みで沈没して行くかも。。

日経新聞 2017.12.7月「ベトナム、渋滞深刻化に先手 地下鉄整備急ピッチ」

JETRO ベトナム情報

この記事の執筆者:
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道畑富美
ハノイは、クールジャパンより韓流優位
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