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post by Fumi Michihata
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冷凍食品専門 新浦安イオンスタイル@FROZEN

2022年9月27日 12:58 - Miki Michihata
冷凍食品を約1,500品目集めた@FROZENが、8月30日イオンスタイル新浦安MONA」内にオープンしました。のぞいてみると、圧巻!の品揃え。大きくは、「Heat」、「Eat」「Cook」と、3つのコーナーに分かれ、それぞれ、専門店の本格メニュー、名店スイーツ、便利な冷凍食材が勢ぞろい。

NB品からイオングループのフランス冷凍食品PICARDもあるし、俺のシリーズから、ド高価冷食SLクリエーション(元シュガーレディ)もあり、また冷凍素材、離乳食・高齢者職まであり、見ていると楽しいですし、格好の調査場ともなります。業界関係者の視察がずらり。近隣のお客さんも同様、「見る」だけの方が多く、実際にかごに入れている人は少なそうな印象でした。
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<<青い色がフランスです。京都吉田の日仏会館に来て~といつも思ってます。>>

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<<シャルキュトリー KODAMAさんは、高級ワインとのマリアージュを動画で提案>>

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<<高級冷食 SLクリエーション 「欠品したが再仕入れしています」のPOPがインドカレーに付いています。>>

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<<内にアルミ張りの紙製保冷バッグは親切!>>

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<<トップバリュのミールキットは、冷食で頑張ってます。>>

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<<やはり強い!アイリスオーヤマの冷食ストッカー!>>

 今では半額セールこそなくなりましたが、この立地と売り場では、冷食に求めるものは価格。198円のパスタや焼餃子にチャーハン。この場で2千円、3千円の商品は買いづらいように思います。
折しも、この場所の前身は、ダイエー新浦安店。オリエンタルランド(東京ディズニーリゾート)開発の地にあり、1990年に開業、冷凍食品のフェアをやるときはここと決まっていたような覚えがあります。当時、「新浦安あたりに住みたいよね~」なんて女友達の会話でもよく登場した場所でもありますが、あれからうん十年、周辺住民の高齢化も肌で感じるところで、この立地ではないだろうなぁと。これがひとつ。

そして、小売店の機能とすれば、やっぱり「おすすめ」。今で言う「推し」を並べてほしいなあと感じました。これだけ沢山の種類から選ぶのがバイヤーの仕事。今や、選ぶことがめんどう、時間かけるのはいや、という時代。「ここから好きなもん選んでいって~」というのには、ちょっと違和感を覚えました。

今後、レンジやオーブンで再加熱して食べられる冷凍調理済み食品は、益々伸びていくでしょう。ただ、エコな冷凍庫を配置しているとは、リリースにも書かれていますが、これだけ冷凍(冷凍しないものの低温を保つため)のエネルギーも気になります。個食、料理にかける手間も時間も短縮で、家庭内でのエネルギーは縮小されているかもしれません。個食にすることで、容器包装のエネルギーや資材もあるし、やっぱり大きな環境負荷です。料理しないことは、サステイナブルかどうか、これは誰も言わないなあ~。
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<<日本冷凍食品協会統計から作成しました。家庭用と業務用の冷食出荷金額(単位は百万円)>>

この記事の執筆者:
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道畑富美
冷凍食品専門 新浦安イオンスタイル@FROZEN
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