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post by Miki Michihata
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イタリア旅 ミラノ博2015

2015年8月30日 17:34 - Miki Michihata
 ミラノ博を見てきました。6か月の期間中3千万人の入場者を見込んでいたところが、現地ホテル業界他団体は、予想ほど海外からの宿泊客が伸びてないとのこと。(2015.8.26 Skirt.com) ミラノでは、万博客を見込んで夏休みを返上予定のレストランが、休暇を返上するほどでもないと、やっぱりバカンスに出かけちゃおうという店が多かったようで、私たちもあてにしていたいくつかのレストランにふられてしまいました。とはいえ、すごい人出で、会場入り口では、持ち物チェックがあるため、3時間待ちの列。さらに会場内の各国パビリオンには、長蛇の列でした。
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    <<中央に約1.8kmの通路を挟んで各国のパビリオンが並びます。すっごい人>>
  
 ミラノ博は、ご承知の通り、「Feeding the Planet, Energy for Life」をテーマに、145ヶ国と3つの国際機関が、様々な展示を行っています。(ミラノ博公式サイト) 45年前、小学生だった私が何度も通った大阪万博では、各国が「うちの技術や進展ぶりはどないや?!」競っていたのに対し、最近の万博は、世界共通地球規模の課題を皆で考えましょうと、協調的なものへと変わってきています。それでも、米国などは、「2050年に世界人口は90億人に達する、えらいこっちゃ、わたくし、米国に任せなさい」と自信満々。日本館は裏口で入場したものの、どこもすごい行列で、まともに見てません。が、やっぱり開催国ゆえか、さすがにイタリアは、パビリオン以外にも、各所にレストランを配置し、多様な地域独特の食材や食文化を発信していました。
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      <<USAは自信満々、自慢のGMO技術もEUで人気急落中ですが、、>>

 日本館は、2時間待ちの行列でなかなかの人気のようです。8月中旬に入場者数が百万人を突破したとリリースしていますが、50分もかかる館内ツアーのため、自由に見て回れる他の国に比べたら、少なめの数字なようです。プロジェクションマッピングやIT技術を駆使した展示はすばらしいですが、一切の説明がなく、外国人に理解を求めるのは、ちょっと厳しいのではないかと感じました。日本食はおいしそうかな~と思ってもらえたら、、というタイミングで、ツアーの最後、出口のところに、さがみ、今半、CoCo壱番屋、京樽による日本食フードコートと美濃吉が設営されています。が、アクセスと告知の不十分さで、お客さんに入りはイマイチ。混雑を避けるために敢えてひっそりと運営しているしれませんが、、皆さん一生懸命頑張っておられるのに、残念に思いました。日本館は、設営と半年間の運営費、おそらく数十億円をかけて、今後の日本食の浸透のための戦略なし、お祭りに終始しているような印象でした。
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  <<エキゾチックなんですが、外国人に理解してもらうにはもうちょっと説明が必要かな>>

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      <<皆さん、お箸使いも上手です>>

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    <<天ぷらそば定食 3千円近く!>>

 おもしろかったのは、イタリアCOOPの未来の食というテーマの展示です。イタリア小売りでは、COOPのシェアが高いと聞きますが、質の高いPB商品と商品にまつわる様々な情報を消費者に届けられるIT売り場の展示がさすがにおしゃれです。
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 <<食材のトレーサビリティ情報、栄養情報などがわかるしかけ。デザインがかっこいいのがイタリア>>

 もうひとつは、ミラノ博の数々のイベントを盛り上げる公式スパークリングワインに選ばれた「フランチャコルタ」。ミラノ近郊のイゼーオ湖畔の丘陵地帯フランチャコルタ地方で伝統的な瓶内二次発酵でつくられるものです。こちらもレストランを出展していますが、気楽ながらもおいしい、たのしい。こういう体験をして、ああ、これぞイタリアと、旅に出かける、そこのものを買ってみると、次のアクションを起こすものです。
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 とにかく、やっぱりイタリアはおいしい、そして楽しい。
年間日本にくる外国人が1500万人を超えようかとしています。世界で勝負する日本の食とは、何かをきちんと議論すべき時にあります。
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    <<ピザにパスタ、アイスクリーム、郷土色ゆたか、イタリア食はどこも大行列です>>
この記事の執筆者:
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道畑美希
イタリア旅 ミラノ博2015
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