池袋に、シンガポールを拠点にアジアに展開するマンハッタンフィッシュマーケットが今春オープンし話題になりました。何が話題かというと、ハラルの認証を受けたレストランチェーンであるということです。増加する訪日外国人観光客を対象にしているものと思っていました。
ハラルのレストランなので、アルコールの提供はなし、飲み物は、ソフトドリンクとアルコールフリーのカクテルだけです。シーフード中心のメニューで、たくさんの人数でシェアするダイナミックな大皿料理も品揃えされ、家族連れや友人通しで楽しめる雰囲気の店です。日本人が利用するなら、ファミレスのようなノリと価格帯かなと思います。味もよく、接客もフレンドリーでいい感じの店です。
たまたま訪問したのは、ラマダンが明けた7月17日の夜。多くの席が、予約席で埋められています。人気があるんだなと思っていると、ムスリムのファミリーが20名ほど入店され、大盛り上がりとなりました。男性は男性、女性は女性でテーブルについて、食事をされていました。明らかに旅行者ではなく、東京に住んでいる人たちです。以下に、都内の在住外国人数の推移を載せますが、増えていますね~。でも、実際の数字は、もっと大きいように思います。自宅近くの御徒町から浅草界隈は、インド人がもともと多いのですが、
最近は、教会があちこちにできており、いろいろな国籍や宗派の人たちが住んでいることがうかがえます。
23区内に住む外国人の数は、もはや50万人といっても、長年鎖国してきたかのような国では、めちゃくちゃ少ない。でも、とにかくたくさんの外国人が旅行だけでなく、仕事などで滞在しています。ハラルレストランは、このような在住ムスリムにとて、なくてはならない存在なのでしょう。ハラルは、ムスリムだけを限定するわけではなく、私たちも利用することができます。このマンハッタンフィッシュマーケットのようなオープンなハラルレストランは、今後益々増えてきそうに思います。