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post by Fumi Michihata
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惣菜市場は、10兆2500億円の市場にー惣菜白書2019年度版より

2019年5月19日 20:39 - Miki Michihata
 先週、一般社団法人惣菜協会から、2018年の惣菜市場は10兆2500億円、前年の102%となったことが発表されました。
単身世帯の増加、女性の社会進出、ライフスタイルの変化により中食市場は、益々伸びて、2021年には、2018年をベースとして、106.7%の伸びが期待されるとのこと。単純にいけば、10兆9400億円規模になっているということです。とはいえ、そんなに単純には行かないようにも思います。昨年も書きましたが、伸び率は年々小さくなっています。人口減少、高齢化、いよいよ頭打ちにもなりそうな予感もあります。さらに付加価値ある商品開発も求められるでしょう。

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<<惣菜市場の推移とその伸び率 2019年度版惣菜白書より>>

 惣菜市場のなかでも、コンビニエンスストアの成長が、市場拡大に寄与してきました。業態別のシェアももっとも大きく、拡大しています。ただ、最近は、24時間営業を見直す必要がでてきており、またそれに伴い、弁当・惣菜などの値引きも行われるということ、絶対的利便性を提供してきたコンビニエンスストアも変わることを余儀なくされていきます。

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<<惣菜市場、その販売業態別のシェア推移 2019年度版惣菜白書より>>


 また、惣菜の形態も大きく変わりました。惣菜白書にも書かれていますが、比較的賞味期限の長い袋物惣菜の伸び、また最近では冷凍惣菜の存在感も大きくなっています。惣菜と呼べるかどうかわかりませんがミールキットなど、、さまざまな形態の惣菜が市場にでています。UBER EATSなどの登場で飲食店のメニューが惣菜のように食されたり、外食市場も大きく変わってきています。今後、どうなっていくのか、楽しみです。また、海外への日本惣菜の普及も必要になってきます。

この記事の執筆者:
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道畑富美
惣菜市場は、10兆2500億円の市場にー惣菜白書2019年度版より
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