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post by Fumi Michihata
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アイスランドの食文化、めちゃワイルドです。

2018年12月 9日 19:58 - Miki Michihata
 先日アイスランド大使館の昼食会にお招きいただく機会を得まして、高輪にある大使館にお邪魔してきました。アイスランドは、今年、デンマークから独立し建国百年の年です。2008年の金融危機で、金融立国だったアイスランドの財政は破綻。通貨クローナの暴落で漁業や鉱物資源の輸出産業が盛り上がったこと、また観光にかじを切ったことで、見事な復興を遂げたことがメディアでもよく取り上げられています。

また、女性の活躍を推進したことでも有名。で、世界経済フォーラムのジェンダーギャップ調査では、ここ数年1位を続けています。企業の経営者、議員数においても、女性の割合は5割近くに上ります。ちなみに日本は144各国中114位。男女平等においてはめちゃ後進国です。話は戻り、当然、駐日アイスランド大使館のエリン・フリゲンリング大使も女性。エレガントな中にも強さを感じる方でした。昼食会は、大使が、在東京の女性大使と日本人起業家女性を招き、交流を図る目的で催されましたが、当然、食事の内容も興味津々。

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<<前で話されているのが、エリン・フリゲンリング大使。右に展示されているのはアイスランドをイメージしてつくられた日本の着物。>>

アイスランドはラムが有名だそうです。ラム肉のマリネやシカ肉のパテなど北極に近いワイルドな自然を感じるものでした。そしてメインは、北極海のイワナ、サーモンみたいでしたが、あっさりした味。スカンジナビアの国とはちょっと違ったものがいっぱいあり、興味津々で頂きました。
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<<ワイルド系が多いです。鹿、ラム、北極海イワナ、そしてデザートは、小さなドーナッツにベリーが添えられています。>>

いろいろおもしろい食べ物があるようで、同国の観光局の記事には、「アイスランドのえぐい食べ物集」が掲載されていますが、羊の頭、発酵したサメ(韓国のエイの発行したものに近そうですね)、魚の胃袋や血のソーセージなど、、ユニークな食品が紹介されています。冷涼な気候で十分な農産物が取れないかもしれませんが、最近は、火山の多い土地柄、地熱を利用した温室栽培に野菜も豊富にあるようです。

人口33万人、その3分の1が首都のレイキャビクに住んでいるそうですが、氷河と海と火山と、人類初月に降り立ったアームストロング飛行士がトレーニングをしていたところでもあるらしいです。過酷な自然のなかの人々の生活や食事はどんなものでしょうね。
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<<お土産にいただいたアイスランド製チョコレートもしゃれています。もちろん美味しいです。>>


テレビ東京 未来世紀ジパング「"奇跡の逆転国家" アイスランドに学べ!」
この記事の執筆者:
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道畑富美
アイスランドの食文化、めちゃワイルドです。
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