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post by Fumi Michihata
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ももふくヌードルうまい!「創食為世」

2018年10月31日 09:14 - Miki Michihata
 今や大手商品メーカーのマーケティング場となった阪急うめだ本店、グリコの高級ポッキー、Baton Dor(フランス語になりません、バトンドール)、UHA味覚糖のCOCOROなど、コケた商品も数々あれど、食べて納得、美味しいものは、継続しておりますね。今は、なんといっても、現在放映中のNHK朝ドラ「まんぷく」の主人公、安藤百福氏の名前を冠したMOMOFUKU NOODLE 、話題満載、野菜てんこ盛りの未来のカップヌードルショップです。

 赤・黄・緑、3種の野菜スムージースープと、野菜をペーストにしてかわいいキューブにした野菜コロが10種類から4種類を選んで、自分だけのモモフクヌードルをつくることができるというもの。おねえさんが、具材を聞いてくれて、コロコロを入れてくれ、最後にふた(熱でとかしてシールするというのがミソ、業界人には当たり前のことでも、一般人にはすごいワザとみえる)をしてくれます。日清食品発祥の地、池田市にあるラーメンミュージアムで、Myカップヌードルをつくるのと同じ方式です。

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momofuku_noodle_seal.jpg.jpegのサムネイル画像
<<写真が横向いてしまいましたが、自分だけのももふくヌードルが完成!>>


 パッケージも可愛いし、これは楽しい。しかしながら、ひとつひとつ手で入れていくのでめちゃ時間がかかります。そして一人3つまでしか買えませんので、手に入れるのはご想像通り。。ですが、意外にも平日の午後、空いていて、少し並んで3種類をゲット。正直、野菜は、たくさん選択がありすぎて、もうなんでもええ状態でしたが、、食べてみると美味しい~!期待値が低い(すみません!)だけに、びっくりしました。540円もするのですから当たり前ですかね。先のお菓子にしても、メーカーの技術力にはびっくりします。コスト度外視であれば、どんなおいしいものでもつくれるのだなと感心、そして尊敬します。

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さて、即席めん、世界で1000億食のマーケットだそうです。日本だけで約57億食、一人当たり年間45食食べているのだそうです。どこへいっても、スーパーに行けば、それぞれの食文化がつまった即席めんが並び、お土産にも最適です。食文化だけでなく、経済や生活も反映しています。日清食品の方に以前伺ったお話では、袋麺からカップ麺にシフトするのは、一人当たりのGDPが5000ドル、が境目とのこと。外食についても、人々が外食(屋台でない)に向かうのが、そのあたりの経済状態と言われていて、興味深いです。

すぐ食べられる、温かい食事、即席めんは、お腹と心を満たしてくれます。日清食品の企業理念のひとつでもある「創食為世」の言葉が、MOMOFUKU NOODLEのリーフレットにもありましたが、食品業界にいる私たちにとって大いに響く言葉です。

(追記) 香港貿易発展局主催のフォーラムで、安藤宏基会長のお話は、香港証券取引所で上場されたことについての内容でしたが、最後に朝ドラ「まんぷく」の紹介をされ、ノンフィクションですと前置きされながらも、私(の役柄)も登場しますと、おっしゃっておりました。
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一般社団法人日本即席食品工業協会「インスターンとラーメンナビ」

阪急うめだ本店FOOD PRESS 9,10月号「MOMOFUKU NOODLE紹介ページ

 

この記事の執筆者:
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道畑富美
ももふくヌードルうまい!「創食為世」
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