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まだ伸びます惣菜市場、2014年度は、9兆円越え!

2015年5月24日 21:45 - Miki Michihata
 一般社団法人日本惣菜協会は、5月19日発行の「惣菜白書」を通じ、2014年の惣菜市場は、前年から2.4%増で、9兆円1,080億円に達したと発表しています。
この数字は、惣菜を販売するスーパー、専門店、コンビニ、百貨店など約100社、5万店からの聞き取り調査で集計しているのでええ加減と言えばええ加減なもの。最近、弁当を売っているところも多種多様、ドラッグストアや移動販売なども含めれば、惣菜の市場規模は、もっと大きな数字となると、私は考えています。 いずれにせよ、ほとんどの食品産業が人口減少でシュリンクしていく一方で、惣菜業界は、ひとり元気です。

 アメリカでも惣菜分野の成長は著しいようです。先日、NRAshowで「Foodservice Advancements in the Grocery and C-Store Channels 」と題するセッションを聞きました。惣菜へのニーズが高まっていること、そして、実際に、レストランレベルの惣菜を提供する業態がスーパーマーケットやコンビニエンスストア含め増えているという内容でした。
スーパーの専門誌 『Progressive Grocers』 と 『Convenience Store News』 のふたりの編集長に加え、実際に惣菜業態を運営している2人の経営者が話をされました。まあ、このお二人は、自社の店舗の写真を見せてくれましたが、ごっついです。ひとつのところでフルサービスのレストランもあり、クイックサービスもあり、何通りもの楽しみ方ができるようです。
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                                              <<NRAのセッション>>

 惣菜市場を解くキーワードは、ヒスパニック、ミレニアル世代、ブーマー世代、少人数の世帯(米国では、全世帯の27%が単身世帯(日本は30%超えてます)、そして鮮度・できたてであること、と説かれていました。なかでもミレニアル世代では、車離れが顕著なんですと。日本は、もちろん、車社会の米国でもそうだったのですね。

コンビニエンスストアは、2014年、米国内には、152,704店のコンビニがあり、うち37%がチェーンによる運営。総売り上げは、7,040億ドル、そのうち、チェーンによるものが、2,030億ドルとのこと。米国のコンビニは、たばこの売上が最も高いそうですが、収益性が悪く、一方、フードサービス部門は、売上の15%ほどのシェアですが、売上を伸ばし、利益も稼ぐ優良カテゴリーです。注目は、Prepared Food(日本のコンビニで言う弁当・惣菜)の売上が前年比7.2%増で、フードサービス部門の売上の67%を占めとのことで、各社、力を入れて行く分野であるとConvenience Store Newsの編集長が話していました。
walgreenchicago201505.jpg       <<Wal Green は、ドラッグストアですが、惣菜や食品もたくさん並びます>>

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      <<セブンイレブンもホットデリやコーヒーなどソフトドリンク需要に応えます>>

 スーパーマーケットでは、NY州のWegmanのようにレストランのようなイートインスペースを設けるところもあり、CA州のRaley'sのキット惣菜も、家に帰って、レストラン並みの料理を調理することができます。もちろん、ワインのテイスティングをしながらという業態もあり、レストラン以上の食事が期待できるところもあります。いわゆる外食、中食、内食の境はなく、消費者は、食べたいときに食べたいように利用しています。


外食すれば、時間もかかり、余計な気も使います。さっさと食べたいものを買って帰り、パジャマに着替えて、気楽に食べる、ってな感じで、まだまだ惣菜市場は伸びそうです。


この記事の執筆者:
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道畑美希
まだ伸びます惣菜市場、2014年度は、9兆円越え!
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