私たちの食生活は、お金さえ出せば、簡便にお腹を満たせるようになっています。めんどうな調理は、食品工場やレストランなどに外部化されしまい、食べるものについて、その材料、加工や流通のプロセスについて、知る機会もなく、日々過ごしています。でも、なにか問題がおきれば、メディアや売り場は大パニック。逆に、◯◯で健康効果あり！と情報が流れれば、またメディアも売り場も大パニック。。 エネルギーと食品廃棄の大きな無駄。
もっと冷静に食を選択することができる知識を持って欲しいという思いから、食の教科書をつくりました。日本惣菜協会の前々会長の石田彌氏は、惣菜がどんどん普及して行くなか、どんどん家庭においての、食への知識、調理の技術の低下を憂い、家庭の主婦にも食のことを学んで欲しいと思いから、2008年に「ホームミールマイスター制度」としてスタートしたものです。10年経過し、法規制も変わり、社会が変わり、昨年から内容の改訂を行っていたところです。Webに公開し、誰でも閲覧できるようにしようと思いました。私は、執筆、監修などでお手伝いさせていただいています。
今の食生活の実情、文化、衛生、加工や包装の技術など、100項目を掲載しています。断片的ではない情報を得るのではなく、是非全部の項目を読んでいただきたいと思っています。
内容についても、じっくり精査・校正もできておらず、間違いもいくつかあると思いますが、お気づきの点があれば、ご指摘をお願いします。
