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post by Fumi Michihata
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米Chipotleが多業態展開へ

2014年5月29日 23:31 - Miki Michihata

日本の外食企業において、食材の仕入れについて、生産者あるいは産地と契約をする動きが盛んになってきました。エー・ピーカンパニーのように六次産業化を進める外食企業もあります。外食産業と食材、産地との取り組みについては、道畑の論文をご覧ください。


 さて、米国の外食企業では、このような動きはあるのでしょうか。もちろん、膨大な量を使用するチェーン企業は、産地との契約が欠かせないと思いますが、日本のように、どこどこの産地のものを使っています、などと明示している企業はあまりありません。


chipotleny.jpg【NYマンハッタンにある Chipotle Mexican Grill 】 
そんな中で、私も大好きなメキシカンブリトーのチェーン、Chipotle Mexican Grill は、ことさらに、食材について、安全性やオーガニック、あるいは環境面でのサステイナビリティ、またアニマルウェルフェアという点において非常にこだわりをもっており、収穫祭といったようなイベントを顧客に向けて開催したり、食品の裏側(悪い意味ではなく)をかに顧客にわかってもらうか、ということを一生懸命やっている米国外食チェーンには、めずらしい企業です。
 創業者は、Steve Ells (私はひそかに外食業界のスティーブジョブズと呼んでいます)は、カレッジを卒業後、CIA(スパイじゃないです、料理学校)で料理を学んでいますが、新しい世代の外食経営者です。米国に行かれたことがある方は、召し上がった方も多いと思いますが、好きな材料を選んで、目の前で調理されるブリトーは、なかなかイケます。(写真は、chipotleのホームページから借用しました)

menu_burrito.png 1993年の創業以来、業績は躍進を続けており、2013年度は、前年比17%増の32億ドルの売上を稼いでいます。まさに、ファストカジュアル業態の雄!といもいえます。そのChipotleが次の業態にチャレンジするとのこと。
Adweek Journal の5月25日付の記事によれば、ブリトーに加え、アジアン、ピザの業態を出店するのだそうです。
最近では、メキシカンブリートは、コンビニでもすでに定番商品となっており、都内にもメキシカンブリートをウリとする店もいくつかでてきました。以前は、メキシコ=日本人の味覚に合わんというのが外食業界では定説だったが、アボカドやサルサなど、身近な味になって生きてる。
麻布十番のフリーホーレスなどは、結構いい線いっています。同店は、提供方法や各種デザインが、米国Chipotleを意識しているように感じます。 実は、日本に来てほしい。いや、持ってきたいなあ~と思っています。Steve!日本に出店するなら、私に声くださいな。
この記事の執筆者:
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道畑富美
米Chipotleが多業態展開へ
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