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post by Fumi Michihata
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食品ロスをテーマに「惣菜のわかる八百屋塾」にて パネルディスカッションのモデレーターやります。

2019年1月16日 22:21 - Miki Michihata
 来月2月26日、奈良のフルックスグループが開催する「惣菜のわかる八百屋塾」にて、食品ロスをにパネルディスカッションのモデレーターやります。

正月終われば、節分の恵方巻。と、お惣菜業界は休まる暇がありません。昨年より、コンビニでアルバイトに販売ノルマが課される、大量の廃棄などが、話題になったことをうけて、農林水産省から、小売り業界7団体に対し、適正数の製造をするようにと通達が出されました。お役所が、民間企業の商売に対してええ加減にせえよ、というのも異例のことです。

食品ロスとは、本来食べられるのに廃棄される食品・食材のことを指し、日本では、年間約650万t発生するとされています。食用に仕向けられる原料や加工品が約8,300万tであることを考えると、いかにもったいなことをしているかわかります。フードシステムの中で、つくる側、売る側、そして買って食べる側、それぞれの立場に問題があり、またフードシステム流れのなか、関わる人や企業などの連携においても多くの課題を抱えています。青果物から惣菜までを扱うフルックスグループが開催する勉強会「惣菜のわかる八百屋塾」で「食品ロス」テーマにパネルディスカッションでパネリスト兼モデレーターを務めます。惣菜ベンダーの代表格であるわらべや日洋ホールディングス株式会社、そして消費者の組合であり小売業でもある存在、生活協同組合コープこうべ、そして青果物をカット野菜にしたり、惣菜にしたりとさまざまな加工をしているフルックスグループの株式会社FRUXから、実務者がお話をされます。

モデレーターは、責任重大です。まだ、まとめきれておりませんが、食品ロスの原因として、簡単に

①つくりすぎ・仕入れすぎ 需要予測のミスマッチ
②求めすぎ  消費者・小売りサイドの鮮度至上主義、
③対応しすぎ ②を受けて業界の過剰な対応や慣例
そして、④食品ロスが出た場合の、再利用・再分配のしくみがないことが挙げられます。

食品ロスは、先進国はじめ中進国、どこの社会でも問題とされていますが、特に日本人ならではの課題が、鮮度至上主義、それに過剰に対応する流通業の慣例など、そのあたりにスポットを当てて、議論してみたいと思っています。
解決の方法は、どこにあるのか。探っていきたいと思っています。ご興味ある方は、ぜひとも、奈良までお越しくださいませ!

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<<写真は、一日100食きりしか販売しないというユニークなスタイルの京都の百食屋さんです>>
この記事の執筆者:
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道畑富美
 食品ロスをテーマに「惣菜のわかる八百屋塾」にて パネルディスカッションのモデレーターやります。
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