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モダントレードに向かうミャンマー、中間層は厚くなっていくのか

2018年1月16日 08:16 - Miki Michihata
ヤンゴン市内は、外資高級ホテルも増え、ショッピングモールには、欧州ブランド店もしっかりあります。ただし、その利用者は、外国人と一部の富裕層。食料品はどこで購入するのか、チャイナタウンにある伝統的な市場もあり、自宅で料理する習慣もあると聞きます。が、一方で、働く女性も増え、忙しいから生活になって来て、経済的な余裕がある層は、ワンストップで買い物ができる、エアコン付きのスーパーマーケットを好むようになってきています。デロイトトーマツのレポートには、ヤンゴンでは、モダントレードが50%とありますが、金額ベースではその数字かもしれませんが、利用機会からみれば、それほど高くないような気もします。
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<<高級スーパーCITY MARTの買い物風景>>

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<<同じくヤンゴン市内のチャイナタウン>>


 地方にも展開するハイパーマートのOceanは、ヤンゴンに4店あり、面積も大きく多くの人で賑わっています。中部シャン州の州都、人口約40万人の町、タウンジーにも1店あり、町一番のモールの2階にあります。誰が買うのか、惣菜やベーカリーカフェもあります。中国系お金持ちが、高級フルーツをかご一杯買っていましたが、見るだけの客が多く、タウンジーの人々にとっては、まだまだ遠い存在のようです。ここは、この街で唯一エスカレーターのあるモールでは、まだエスカレーターに慣れていない人が多く、エスカレーターに乗る際に足をどうやって出そうか躊躇して、足を出したり引っ込めたりしている様に苦笑してしまいました。
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<<タウンジーの目抜き通りのOCEAN>>

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<<タウンンジーの中心にある市場、、バイクがいっぱい!>>

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<<バイクが増えれば、当然商売が現れる。駐輪場屋さんです>>

 そのOceanの系列店に、 city martという高級業態は、富裕層向けです。最新の Sule Square mall やJunction cityにある店は、お客さんを曲線で誘導するようなレイアウトと明るい照明で、バンコクや香港にありそうな雰囲気です。大成功組の経営者は、女性で、女性らしい発想で、ガンガン店舗数を拡大しているそうです。
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<<CITY MARTに売ってるカットサラダ 軽く千円くらいします>>

日本からのイオンは、ヤンゴン市内に現地企業である、クリエーション・ミャンマー・グループ・オブ・カンパニーズ(CMGC)と合弁会社「イオンオレンジ」を2016年に設立し、イオンオレンジマーケットを展開をスタートしています。ヤンゴン市内に3店舗あるようですが、トップバリューブランドもあり、日本人には馴染みやすい感じですが、日本のものは高く、またその割に、前述のcity martのようなおしゃれな雰囲気でもなく、客の入りは今ひとつという感じでした。

まだコンビニエンスストアのような業態はありませんが、今後確実に需要はあるでしょうし、食品小売業、外食中食業の市場も膨らんでいくことでしょう。ただ、ヤンゴンやハノイでも、今後、中間層は厚みを増していくのだろうかと、ふと疑問に思います。経済成長は続くのでしょうけど、富裕層だけが豊かになって、それほど中間層が経済成長の速度と同じく増えていくようには思えない状況にあります。

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<<インレー湖畔のナムパン村マーケット 物々交換みたいな風景>>

この記事の執筆者:
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道畑美希
モダントレードに向かうミャンマー、中間層は厚くなっていくのか
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