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post by Miki Michihata
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マーケットインで、惣菜と生鮮で攻める食品スーパー

2017年12月 1日 07:37 - Miki Michihata
 一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会によると、コンビニが5ヶ月連続の減収、(来店客数は、20ヶ月連続の減少)、セブンイレブン62ヶ月連続増収ストップと、
明らかにオーバーストア状態で、コンビニもサービス面充実と、セブンイレブンは、レンタル自転車、ファミリーマートは、コインランドリーなど、モノよりもサービスで地域との関係づくりを構築しようとしています。
 スーパーマーケットも不調といいますが、食品スーパーは、マーケットを捉えて、積極的に動きがあります。レイアウトを工夫したり、新しい立地に挑戦してみたりと、興味深いです。いくつか、回ってきたので、気になった点を挙げておきます。

(都心から20キロ圏内を狙うヤオコー)
埼玉を本拠地に首都圏で157店舗を展開する食品スーパーのヤオコーは、 都内住宅立地のこじんまり業態「八尾幸」と浦和パルコの駅ビル立地で気合いの入った店を11月初旬に開業しています。高級住宅地 成城学園で、1階駐車場、2階店舗のこじんまり店舗(売り場面積は962㎡)で、見た目も美しく新鮮な青果売り場から始まり、肉、魚、そして惣菜売り場は、鮮魚売り場からの鮮度よいお寿司、できたての惣菜がならび、サラダやオードブル、スープなどの洋惣菜も賑やかです。さすが成城、ワインやチーズの品揃えも充実しています。高級車がどんどん入って行く店は、今後が楽しみです。今後、同様のタイプの店を、都心から20キロ圏内に出店して行く計画だそうです。
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<<ヤオコー成城店 女性の気配りが、あちこちに感じられます。>>

 浦和パルコ店もは、11月22日の開店の翌日に行ってみましたが、雨にもかかわらず入場制限がでるほどの混雑ぶりでした。
こちらは約2,300㎡で、通常のヤオコーよりもコンパクトですが、それだけに中身が詰まっていて迫力があります。入り口から青果とパンそして惣菜という動線です。惣菜売るぞ~!という意気込みがすごい。お得意のキッチンサポートコーナーも、ただ料理して試食をしてもらうだけでなく、冷ケースもおいて、その場で材料を購入することができます。また、ヤオコーと言えば、ワインとチーズの売り場、この店はチーズだけでなく、ローストビーフなどの肉加工品もワインの近くに引き寄せて売っています。とにかく、機会を捉えて、離さない、売る気マンマンなお店です。

(ヨーカ堂は、惣菜売り場面積従来の1.5倍に)
愛知県日進市にできた赤池プラムモールのヨーカ堂も、迫力満点、ベーカリーから始まり、惣菜、惣菜、ここは、冷凍食品も惣菜の延長で、壁面にケースをどんどんと並べており、
すごい。おもしろいのは、惣菜の反対側の入り口は、青果と水産、こちらは、市場を演出し、鮮度感ある活気が溢れています。デリカと素材、きっちりメリハリが効いています。名古屋の中心地から地下鉄で30分足らず、住宅開発が進むエリアですが、これだけの大きな施設がまだ必要なんかいな??という印象です。

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<<サラダは惣菜売り場、青果コーナーは市場雰囲気を演出しています。全然ベツモノ。ヨーカ堂赤池店>>

 コンビニもスーパーマーケットも、結局は地元のお客様をより頻度高く通っていただく工夫、生鮮素材であり、惣菜であり、価格も安く、より魅力的な商品づくりが求められます。グローサラントとか、なんかわからない言葉に翻弄されず、基本を極める。これが大事ですね。でも、このご時世、ほんと、ご苦労様です。

 (参考資料)
 セブンホールディングス月次報告よりセブンイレブン売上推移
 フランチャイズチェーン協会 コンビニエンスストア統計調査

 株式会社ヤオコー プレスリリース 成城店  浦和パルコ店
この記事の執筆者:
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道畑美希
マーケットインで、惣菜と生鮮で攻める食品スーパー
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